【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年4月〜6月期の京成本線 (国府台駅～成田空港駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.2万円/坪(11.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +28.0％( +8.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 73 件(１年前(2021年)に比べて -19.8％( -18件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 71.0 坪 (昨年 98.0 坪から -27.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。京成津田沼駅、京成大和田駅、勝田台駅、志津駅、京成臼井駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは実籾駅で昨年に比べ +421.5 ％、坪単価は 41.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(実籾駅、宗吾参道駅)は +369.2 ％(坪単価 +30.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(ユーカリが丘駅、公津の杜駅)は -30.8 ％(坪単価 -8.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 21.7 分 → 2022年 18.9 分、-12.9 ％と減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 9.9 ％ → 2022年 6.8 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった京成西船駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 102万円/坪(30.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +243.9％( +72.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった公津の杜駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.7万円/坪(4.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -20.6％( -3.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(１年前(2021年)に比べて -15.4％( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
| 京成本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 国府台駅 | - | - | - |
| 市川真間駅 | - | - | - |
| 菅野駅 | - | - | - |
| 京成八幡駅 | - | - | - |
| 鬼越駅 | - | - | - |
| 京成中山駅 | 73.1万/坪 (28.7坪) | - | - |
| 東中山駅 | - | 102万/坪 (34.8坪) | - |
| 京成西船駅 | 102万/坪 (39.3坪) | 29.6万/坪 (57.5坪) | - |
| 海神駅 | 79.5万/坪 (41.6坪) | 89.6万/坪 (31.8坪) | 74.4万/坪 (59.4坪) |
| 京成船橋駅 | - | - | - |
| 大神宮下駅 | - | 36.5万/坪 (74.1坪) | - |
| 船橋競馬場駅 | - | - | - |
| 谷津駅 | - | 61.0万/坪 (78.7坪) | 66.6万/坪 (52.9坪) |
| 京成津田沼駅 | 89.8万/坪 (36.3坪) | 67.5万/坪 (48.4坪) | 69.6万/坪 (92.3坪) |
| 京成大久保駅 | 53.6万/坪 (31.8坪) | 49.1万/坪 (42.9坪) | 54.5万/坪 (43.9坪) |
| 実籾駅 | 41.7万/坪 (60.1坪) | 8.0万/坪 (113坪) | 32.7万/坪 (68.3坪) |
| 八千代台駅 | 55.1万/坪 (52.0坪) | 50.1万/坪 (47.1坪) | 39.9万/坪 (45.4坪) |
| 京成大和田駅 | 27.3万/坪 (65.4坪) | 18.9万/坪 (137坪) | 41.3万/坪 (36.3坪) |
| 勝田台駅 | 36.5万/坪 (109坪) | 19.0万/坪 (145坪) | 34.9万/坪 (123坪) |
| 志津駅 | 22.3万/坪 (118坪) | 18.4万/坪 (37.1坪) | 20.9万/坪 (274坪) |
| ユーカリが丘駅 | 20.2万/坪 (149坪) | 34.1万/坪 (129坪) | 40.0万/坪 (188坪) |
| 京成臼井駅 | 28.2万/坪 (69.1坪) | 19.9万/坪 (74.9坪) | 29.1万/坪 (65.8坪) |
| 京成佐倉駅 | - | 13.3万/坪 (153坪) | 8.8万/坪 (57.5坪) |
| 大佐倉駅 | - | - | - |
| 京成酒々井駅 | - | 13.4万/坪 (56.5坪) | - |
| 宗吾参道駅 | 36.0万/坪 (70.1坪) | 8.6万/坪 (139坪) | 16.8万/坪 (54.5坪) |
| 公津の杜駅 | 14.7万/坪 (60.7坪) | 18.5万/坪 (92.7坪) | 12.6万/坪 (83.2坪) |
| 京成成田駅 | 20.7万/坪 (53.9坪) | 6.2万/坪 (219坪) | 17.9万/坪 (60.5坪) |
| 成田空港駅 | 16.5万/坪 (121坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
実籾駅 41.7 万/坪(昨年同期比 +421.5 ％)
実籾駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.7万円/坪(12.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +421.5％( +33.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 60.1 坪 (昨年 113.4 坪から -47.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 21.0 分 → 2022年 16.2 分、-22.6 ％と大きく減少)
宗吾参道駅 36.0 万/坪(昨年同期比 +317.0 ％)
宗吾参道駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.0万円/坪(10.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +317.0％( +27.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2021年)に比べて +166.7％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 70.1 坪 (昨年 138.6 坪から -49.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 20.0 分 → 2022年 9.9 分、-50.6 ％と大きく減少)
ユーカリが丘駅 20.2 万/坪(昨年同期比 -40.9 ％)
ユーカリが丘駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.2万円/坪(6.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -40.9％( -14.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 148.7 坪 (昨年 129.1 坪から +15.2 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 18.3 分 → 2022年 30.0 分、+63.6 ％と大きく増加)
公津の杜駅 14.7 万/坪(昨年同期比 -20.6 ％)
公津の杜駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.7万円/坪(4.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -20.6％( -3.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(１年前(2021年)に比べて -15.4％( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 60.7 坪 (昨年 92.7 坪から -34.6 ％減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示