【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年4月〜6月期の北総鉄道 (矢切駅～印旛日本医大駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.8万円/坪(11.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +18.6％( +5.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 28 件(１年前(2022年)に比べて +12.0％( +3件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 82.7 坪 (昨年 76.4 坪から +8.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。新鎌ケ谷駅、白井駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは北国分駅で昨年に比べ +624.9 ％、坪単価は 53.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(北国分駅、印西牧の原駅)は +382.2 ％(坪単価 +34.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(西白井駅、小室駅)は -82.0 ％(坪単価 -19.4 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 16.2 分 → 2023年 18.9 分、+16.7 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 8.0 ％ → 2023年 7.1 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった矢切駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.2万円/坪(16.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -26.4％( -19.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小室駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.0万円/坪(1.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -79.1％( -15.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 北総鉄道 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 矢切駅 | 55.2万/坪 (91.9坪) | 75.0万/坪 (40.1坪) | 68.8万/坪 (34.8坪) |
| 北国分駅 | 53.3万/坪 (66.0坪) | 7.3万/坪 (40.8坪) | 34.5万/坪 (53.7坪) |
| 秋山駅 | - | 16.2万/坪 (81.7坪) | 32.9万/坪 (44.1坪) |
| 東松戸駅 | - | 74.4万/坪 (36.3坪) | 95.4万/坪 (74.1坪) |
| 松飛台駅 | - | 62.0万/坪 (72.6坪) | - |
| 大町駅 | - | - | 2.6万/坪 (269坪) |
| 新鎌ケ谷駅 | 52.6万/坪 (59.0坪) | 30.0万/坪 (62.0坪) | - |
| 西白井駅 | 4.2万/坪 (75.6坪) | 28.0万/坪 (209坪) | 18.9万/坪 (46.9坪) |
| 白井駅 | 41.0万/坪 (56.7坪) | 22.1万/坪 (110坪) | - |
| 小室駅 | 4.0万/坪 (87.7坪) | 19.1万/坪 (68.1坪) | 5.0万/坪 (90.8坪) |
| 千葉ニュータウン中央駅 | 27.3万/坪 (131坪) | 27.6万/坪 (53.3坪) | 17.4万/坪 (70.1坪) |
| 印西牧の原駅 | 38.1万/坪 (55.0坪) | 15.9万/坪 (55.2坪) | 27.9万/坪 (72.8坪) |
| 印旛日本医大駅 | 4.3万/坪 (57.5坪) | - | 27.2万/坪 (51.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
北国分駅 53.3 万/坪(昨年同期比 +624.9 ％)
北国分駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.3万円/坪(16.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +624.9％( +45.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 66.0 坪 (昨年 40.8 坪から +61.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 25.0 分 → 2023年 12.0 分、-52.0 ％と大きく減少)
印西牧の原駅 38.1 万/坪(昨年同期比 +139.5 ％)
印西牧の原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.1万円/坪(11.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +139.5％( +22.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2022年)に比べて +200.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 55.0 坪 (昨年 55.2 坪から -0.5 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 19.0 分 → 2023年 22.3 分、+17.5 ％と増加)
西白井駅 4.2 万/坪(昨年同期比 -84.9 ％)
西白井駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.2万円/坪(1.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -84.9％( -23.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 75.6 坪 (昨年 208.7 坪から -63.8 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 21.5 分 → 2023年 30.0 分、+39.5 ％と大きく増加)
小室駅 4.0 万/坪(昨年同期比 -79.1 ％)
小室駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.0万円/坪(1.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -79.1％( -15.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 87.7 坪 (昨年 68.1 坪から +28.9 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 12.5 分 → 2023年 30.0 分、+140.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示