【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2019年1月〜12月期の北総鉄道 (矢切駅～印旛日本医大駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.4万円/坪(8.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +12.6％( +3.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 172 件(１年前(2018年)に比べて -52.2％( -188件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 90.0 坪 (昨年 70.7 坪から +27.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。全体的に上昇基調。東松戸駅、松飛台駅、大町駅、小室駅、千葉ニュータウン中央駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは大町駅で昨年に比べ +95.2 ％、坪単価は 27.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(大町駅、松飛台駅)は +91.8 ％(坪単価 +20.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(新鎌ケ谷駅、西白井駅)は -38.6 ％(坪単価 -19.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 0.6 ％ → 2019年 1.7 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった松飛台駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.5万円/坪(18.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +88.5％( +27.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった印旛日本医大駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.3万円/坪(4.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +0.2％( +0.0万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 北総鉄道 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 矢切駅 | 37.7万/坪 (98.1坪) | 33.3万/坪 (48.2坪) | 47.5万/坪 (49.5坪) |
| 北国分駅 | 35.8万/坪 (79.8坪) | 37.8万/坪 (91.5坪) | 41.1万/坪 (56.7坪) |
| 秋山駅 | 37.2万/坪 (88.8坪) | 39.5万/坪 (81.0坪) | 40.4万/坪 (104坪) |
| 東松戸駅 | 56.4万/坪 (64.2坪) | 40.3万/坪 (42.9坪) | 31.6万/坪 (88.0坪) |
| 松飛台駅 | 59.5万/坪 (106坪) | 31.6万/坪 (149坪) | 25.7万/坪 (219坪) |
| 大町駅 | 27.3万/坪 (79.2坪) | 14.0万/坪 (54.5坪) | 39.3万/坪 (103坪) |
| 新鎌ケ谷駅 | 32.1万/坪 (65.2坪) | 63.4万/坪 (71.8坪) | 43.8万/坪 (62.0坪) |
| 西白井駅 | 18.6万/坪 (126坪) | 25.8万/坪 (83.1坪) | 16.6万/坪 (128坪) |
| 白井駅 | 20.7万/坪 (186坪) | 17.3万/坪 (140坪) | 13.6万/坪 (116坪) |
| 小室駅 | 20.7万/坪 (85.7坪) | 15.6万/坪 (158坪) | 11.4万/坪 (126坪) |
| 千葉ニュータウン中央駅 | 22.7万/坪 (115坪) | 17.4万/坪 (117坪) | 16.0万/坪 (105坪) |
| 印西牧の原駅 | 24.0万/坪 (69.9坪) | 23.6万/坪 (59.3坪) | 20.9万/坪 (81.2坪) |
| 印旛日本医大駅 | 13.3万/坪 (114坪) | 13.3万/坪 (67.3坪) | 5.0万/坪 (241坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大町駅 27.3 万/坪(昨年同期比 +95.2 ％)
大町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.3万円/坪(8.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +95.2％( +13.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 79.2 坪 (昨年 54.5 坪から +45.4 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 12.5 分 → 2019年 7.7 分、-38.7 ％と大きく減少)
松飛台駅 59.5 万/坪(昨年同期比 +88.5 ％)
松飛台駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.5万円/坪(18.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +88.5％( +27.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 105.9 坪 (昨年 149.4 坪から -29.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 7.8 分 → 2019年 1.0 分、-87.2 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 20.0 ％ → 2019年 100.0 ％)
新鎌ケ谷駅 32.1 万/坪(昨年同期比 -49.3 ％)
新鎌ケ谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.1万円/坪(9.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -49.3％( -31.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(１年前(2018年)に比べて +125.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 65.2 坪 (昨年 71.8 坪から -9.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 7.8 分 → 2019年 12.9 分、+66.3 ％と大きく増加)
西白井駅 18.6 万/坪(昨年同期比 -27.8 ％)
西白井駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.6万円/坪(5.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -27.8％( -7.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2018年)に比べて -41.7％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 125.8 坪 (昨年 83.1 坪から +51.4 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 20.5 分 → 2019年 16.0 分、-22.0 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示