【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年10月〜12月期のJR神戸線 (尼崎駅~姫路駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.6万円/坪(15.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +3.3%( +1.6万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 194 件(1年前(2021年)に比べて -14.5%( -33件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 94.9 坪 (昨年 104.8 坪から -9.5 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 17 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。尼崎駅、立花駅、甲子園口駅、芦屋駅、住吉駅、六甲道駅、須磨駅、垂水駅、大久保駅、土山駅、加古川駅、姫路駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのはひめじ別所駅で昨年に比べ +1164.8 %、坪単価は 8.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(ひめじ別所駅、塩屋駅)は +699.4 %(坪単価 +20.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(元町駅、三ノ宮駅)は -77.0 %(坪単価 -570.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 5.7 % → 2022年 6.2 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 1.8 % → 2022年 1.0 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった芦屋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 264万円/坪(79.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +41.2%( +77.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -42.9%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となったひめじ別所駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.4万円/坪(2.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +1164.8%( +7.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて +250.0%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR神戸線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
尼崎駅 | 121万/坪 (102坪) | 78.4万/坪 (47.8坪) | 68.4万/坪 (49.2坪) |
立花駅 | 94.5万/坪 (31.8坪) | 76.2万/坪 (125坪) | 54.7万/坪 (111坪) |
甲子園口駅 | 173万/坪 (39.3坪) | 131万/坪 (59.0坪) | 114万/坪 (55.7坪) |
西宮駅 | 104万/坪 (54.0坪) | 112万/坪 (77.1坪) | 96.5万/坪 (90.0坪) |
さくら夙川駅 | - | 117万/坪 (25.7坪) | 158万/坪 (42.4坪) |
芦屋駅 | 264万/坪 (23.4坪) | 187万/坪 (81.5坪) | 81.5万/坪 (76.8坪) |
甲南山手駅 | 182万/坪 (60.5坪) | 155万/坪 (96.8坪) | 123万/坪 (71.6坪) |
摂津本山駅 | 208万/坪 (17.4坪) | - | 176万/坪 (18.2坪) |
住吉駅 | 132万/坪 (22.7坪) | 108万/坪 (33.8坪) | 51.6万/坪 (34.8坪) |
六甲道駅 | 115万/坪 (34.8坪) | 75.6万/坪 (10.6坪) | 154万/坪 (22.7坪) |
摩耶駅 | - | 82.6万/坪 (36.3坪) | - |
灘駅 | - | - | 57.9万/坪 (12.1坪) |
三ノ宮駅 | 240万/坪 (16.6坪) | 878万/坪 (87.7坪) | 89.7万/坪 (10.6坪) |
元町駅 | 116万/坪 (12.1坪) | 620万/坪 (72.6坪) | - |
神戸駅 | - | 50.0万/坪 (13.6坪) | 22.0万/坪 (13.6坪) |
兵庫駅 | - | 127万/坪 (18.2坪) | 77.1万/坪 (182坪) |
新長田駅 | 95.5万/坪 (13.6坪) | - | 88.2万/坪 (18.2坪) |
鷹取駅 | - | 51.7万/坪 (13.6坪) | - |
須磨海浜公園駅 | - | 69.4万/坪 (30.3坪) | 71.0万/坪 (81.7坪) |
須磨駅 | 49.5万/坪 (84.7坪) | 40.7万/坪 (56.9坪) | 34.4万/坪 (31.8坪) |
塩屋駅 | 46.0万/坪 (34.8坪) | 13.8万/坪 (54.5坪) | 12.0万/坪 (333坪) |
垂水駅 | 69.4万/坪 (69.8坪) | 49.2万/坪 (91.7坪) | 40.8万/坪 (39.9坪) |
舞子駅 | 41.0万/坪 (198坪) | 63.3万/坪 (66.9坪) | 63.4万/坪 (52.9坪) |
朝霧駅 | 30.3万/坪 (36.3坪) | - | 35.5万/坪 (44.4坪) |
明石駅 | 33.5万/坪 (62.0坪) | 46.5万/坪 (73.0坪) | 37.7万/坪 (99.1坪) |
西明石駅 | 47.9万/坪 (77.7坪) | 43.0万/坪 (77.0坪) | 50.3万/坪 (46.3坪) |
大久保駅 | 40.2万/坪 (87.0坪) | 32.9万/坪 (123坪) | 37.7万/坪 (48.6坪) |
魚住駅 | 27.4万/坪 (39.5坪) | 31.8万/坪 (72.0坪) | 26.6万/坪 (95.3坪) |
土山駅 | 23.3万/坪 (204坪) | 17.3万/坪 (188坪) | 21.8万/坪 (131坪) |
東加古川駅 | 17.6万/坪 (123坪) | 16.2万/坪 (175坪) | 19.1万/坪 (96.1坪) |
加古川駅 | 38.7万/坪 (55.2坪) | 31.3万/坪 (121坪) | 30.4万/坪 (83.0坪) |
宝殿駅 | 15.3万/坪 (105坪) | 15.7万/坪 (84.2坪) | 19.2万/坪 (87.1坪) |
曽根駅 | 10.8万/坪 (127坪) | 13.6万/坪 (139坪) | 7.6万/坪 (280坪) |
ひめじ別所駅 | 8.4万/坪 (108坪) | 0.7万/坪 (93.8坪) | 17.3万/坪 (129坪) |
御着駅 | 9.9万/坪 (178坪) | 11.3万/坪 (167坪) | 12.6万/坪 (66.1坪) |
東姫路駅 | 17.5万/坪 (51.4坪) | - | 53.3万/坪 (93.8坪) |
姫路駅 | 27.3万/坪 (66.2坪) | 21.5万/坪 (101坪) | 27.6万/坪 (94.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
ひめじ別所駅 8.4 万/坪(昨年同期比 +1164.8 %)
ひめじ別所駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.4万円/坪(2.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +1164.8%( +7.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて +250.0%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 107.8 坪 (昨年 93.8 坪から +15.0 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 24.5 分 → 2022年 13.6 分、-44.6 %と大きく減少)
塩屋駅 46.0 万/坪(昨年同期比 +233.9 %)
塩屋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.0万円/坪(13.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +233.9%( +32.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 34.8 坪 (昨年 54.5 坪から -36.1 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 15.0 分 → 2022年 5.0 分、-66.7 %と大きく減少)
元町駅 115.7 万/坪(昨年同期比 -81.3 %)
元町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 116万円/坪(35.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -81.3%( -504.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 12.1 坪 (昨年 72.6 坪から -83.3 %減)。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 100.0 %)
三ノ宮駅 240.4 万/坪(昨年同期比 -72.6 %)
三ノ宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 240万円/坪(72.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -72.6%( -637.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 16.6 坪 (昨年 87.7 坪から -81.0 %減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示