【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜3月期のJR山陽本線 (姫路駅～上郡駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.3万円/坪(8.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +23.1％( +5.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 76 件(１年前(2021年)に比べて -23.2％( -23件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 108.4 坪 (昨年 112.0 坪から -3.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。網干駅、竜野駅、相生駅、有年駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは上郡駅で昨年に比べ +259.1 ％、坪単価は 3.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(上郡駅、有年駅)は +173.3 ％(坪単価 +1.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(姫路駅、英賀保駅)は +3.7 ％(坪単価 +1.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.0 ％ → 2022年 2.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった姫路駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.8万円/坪(11.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +2.5％( +0.9万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 36 件(１年前(2021年)に比べて -16.3％( -7件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった有年駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.6万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +87.5％( +0.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR山陽本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 姫路駅 | 36.8万/坪 (88.1坪) | 35.9万/坪 (87.4坪) | 27.7万/坪 (89.3坪) |
| 英賀保駅 | 23.9万/坪 (126坪) | 22.7万/坪 (68.8坪) | 19.1万/坪 (149坪) |
| はりま勝原駅 | 26.0万/坪 (80.2坪) | 22.8万/坪 (47.4坪) | 24.6万/坪 (114坪) |
| 網干駅 | 21.4万/坪 (141坪) | 11.6万/坪 (170坪) | 10.2万/坪 (152坪) |
| 竜野駅 | 18.4万/坪 (74.1坪) | 14.1万/坪 (52.5坪) | 6.3万/坪 (105坪) |
| 相生駅 | 15.9万/坪 (58.0坪) | 11.3万/坪 (71.7坪) | 11.2万/坪 (71.4坪) |
| 有年駅 | 1.6万/坪 (484坪) | 0.9万/坪 (79.7坪) | 3.6万/坪 (226坪) |
| 上郡駅 | 3.9万/坪 (141坪) | 1.1万/坪 (302坪) | 12.9万/坪 (60.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
上郡駅 3.9 万/坪(昨年同期比 +259.1 ％)
上郡駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.9万円/坪(1.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +259.1％( +2.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて -37.5％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 141.4 坪 (昨年 302.1 坪から -53.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 31.0 分 → 2022年 43.0 分、+38.7 ％と大きく増加)
有年駅 1.6 万/坪(昨年同期比 +87.5 ％)
有年駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.6万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +87.5％( +0.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 484.0 坪 (昨年 79.7 坪から +507.6 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 26.3 分 → 2022年 30.0 分、+13.9 ％と増加)
姫路駅 36.8 万/坪(昨年同期比 +2.5 ％)
姫路駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.8万円/坪(11.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +2.5％( +0.9万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 36 件(１年前(2021年)に比べて -16.3％( -7件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 88.1 坪 (昨年 87.4 坪から +0.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 32.6 分 → 2022年 27.6 分、-15.5 ％と減少)
英賀保駅 23.9 万/坪(昨年同期比 +4.9 ％)
英賀保駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.9万円/坪(7.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +4.9％( +1.1万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 13 件(１年前(2021年)に比べて +62.5％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 125.5 坪 (昨年 68.8 坪から +82.4 ％増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示