【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年1月〜3月期の阪急今津線 (宝塚駅~今津駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 98.1万円/坪(29.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +36.6%( +26.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 27 件(1年前(2020年)に比べて -18.2%( -6件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 57.8 坪 (昨年 75.4 坪から -23.4 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。逆瀬川駅、西宮北口駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは逆瀬川駅で昨年に比べ +46.2 %、坪単価は 77.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(逆瀬川駅、西宮北口駅)は +43.1 %(坪単価 +32.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(宝塚駅、門戸厄神駅)は -27.6 %(坪単価 -24.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 12.0 分 → 2021年 8.9 分、-26.2 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 9.1 % → 2021年 25.9 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西宮北口駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 139万円/坪(42.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +40.0%( +39.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった宝塚駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.6万円/坪(13.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて -46.1%( -37.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
阪急今津線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
宝塚駅 | 43.6万/坪 (66.6坪) | 80.8万/坪 (31.4坪) | 61.6万/坪 (71.4坪) |
宝塚南口駅 | - | 63.6万/坪 (88.7坪) | 110万/坪 (99.8坪) |
逆瀬川駅 | 77.2万/坪 (64.8坪) | 52.8万/坪 (179坪) | 55.7万/坪 (92.7坪) |
小林駅 | 66.3万/坪 (55.0坪) | 55.5万/坪 (36.8坪) | 67.3万/坪 (42.4坪) |
仁川駅 | 70.1万/坪 (73.7坪) | 66.4万/坪 (72.6坪) | 84.5万/坪 (61.7坪) |
甲東園駅 | 111万/坪 (63.0坪) | 103万/坪 (63.5坪) | 98.6万/坪 (59.5坪) |
門戸厄神駅 | 109万/坪 (57.1坪) | 120万/坪 (99.8坪) | 101万/坪 (105坪) |
西宮北口駅 | 139万/坪 (32.8坪) | 99.3万/坪 (35.8坪) | 126万/坪 (43.1坪) |
阪神国道駅 | - | - | 94.5万/坪 (106坪) |
今津駅 | 200万/坪 (31.8坪) | - | 83.7万/坪 (22.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
逆瀬川駅 77.2 万/坪(昨年同期比 +46.2 %)
逆瀬川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 77.2万円/坪(23.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +46.2%( +24.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて +40.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 64.8 坪 (昨年 179.1 坪から -63.8 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 19.4 分 → 2021年 10.6 分、-45.5 %と大きく減少)
西宮北口駅 139.0 万/坪(昨年同期比 +40.0 %)
西宮北口駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 139万円/坪(42.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +40.0%( +39.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 32.8 坪 (昨年 35.8 坪から -8.5 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 12.7 分 → 2021年 7.7 分、-39.5 %と大きく減少)
宝塚駅 43.6 万/坪(昨年同期比 -46.1 %)
宝塚駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.6万円/坪(13.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて -46.1%( -37.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 66.6 坪 (昨年 31.4 坪から +112.0 %増)。
門戸厄神駅 109.2 万/坪(昨年同期比 -9.1 %)
門戸厄神駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 109万円/坪(33.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて -9.1%( -11.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +300.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 57.1 坪 (昨年 99.8 坪から -42.8 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 8.0 分 → 2021年 9.5 分、+18.8 %と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示