【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年10月〜12月期の神戸電鉄粟生線 (鈴蘭台駅～粟生駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.3万円/坪(3.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -32.3％( -5.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 34 件(１年前(2022年)に比べて -22.7％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 113.8 坪 (昨年 77.6 坪から +46.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。恵比須駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは恵比須駅で昨年に比べ +64.6 ％、坪単価は 12.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(恵比須駅、志染駅)は +40.0 ％(坪単価 +3.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(三木駅、小野駅)は -72.2 ％(坪単価 -15.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 6.8 ％ → 2023年 14.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 17.6 分 → 2023年 20.0 分、+13.7 ％と増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった鈴蘭台駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.2万円/坪(5.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -9.6％( -2.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった三木駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.1万円/坪(1.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -81.3％( -17.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 神戸電鉄粟生線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 鈴蘭台駅 | 19.2万/坪 (62.5坪) | 21.2万/坪 (33.3坪) | 15.7万/坪 (49.0坪) |
| 鈴蘭台西口駅 | - | 26.1万/坪 (54.5坪) | - |
| 西鈴蘭台駅 | 18.4万/坪 (81.7坪) | 27.6万/坪 (63.5坪) | 31.1万/坪 (80.2坪) |
| 藍那駅 | - | - | - |
| 木津駅 | - | - | - |
| 木幡駅 | - | 11.0万/坪 (90.8坪) | - |
| 栄駅 | 23.3万/坪 (81.7坪) | - | 20.3万/坪 (66.6坪) |
| 押部谷駅 | - | 8.1万/坪 (65.0坪) | 16.2万/坪 (60.5坪) |
| 緑が丘駅 | 17.5万/坪 (111坪) | 19.5万/坪 (70.6坪) | 19.1万/坪 (78.7坪) |
| 広野ゴルフ場前駅 | - | 12.8万/坪 (59.5坪) | - |
| 志染駅 | 10.6万/坪 (106坪) | 9.2万/坪 (55.0坪) | 16.9万/坪 (99.1坪) |
| 恵比須駅 | 12.7万/坪 (101坪) | 7.7万/坪 (59.0坪) | 1.2万/坪 (166坪) |
| 三木上の丸駅 | 8.9万/坪 (124坪) | 9.1万/坪 (43.9坪) | - |
| 三木駅 | 4.1万/坪 (115坪) | 22.0万/坪 (163坪) | 17.0万/坪 (115坪) |
| 大村駅 | 10.0万/坪 (71.1坪) | 12.9万/坪 (144坪) | - |
| 樫山駅 | - | - | 13.0万/坪 (99.8坪) |
| 市場駅 | - | - | 2.9万/坪 (33.3坪) |
| 小野駅 | 7.8万/坪 (169坪) | 21.3万/坪 (82.1坪) | 11.8万/坪 (165坪) |
| 葉多駅 | - | - | - |
| 粟生駅 | - | 4.8万/坪 (124坪) | 7.4万/坪 (187坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
恵比須駅 12.7 万/坪(昨年同期比 +64.6 ％)
恵比須駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.7万円/坪(3.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +64.6％( +5.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 101.3 坪 (昨年 59.0 坪から +71.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 66.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 10.5 分 → 2023年 33.0 分、+214.3 ％と大きく増加)
志染駅 10.6 万/坪(昨年同期比 +15.3 ％)
志染駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.6万円/坪(3.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +15.3％( +1.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて -28.6％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 105.6 坪 (昨年 55.0 坪から +92.1 ％増)。
三木駅 4.1 万/坪(昨年同期比 -81.3 ％)
三木駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.1万円/坪(1.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -81.3％( -17.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 114.6 坪 (昨年 163.4 坪から -29.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 13.0 分 → 2023年 11.5 分、-11.5 ％と減少)
小野駅 7.8 万/坪(昨年同期比 -63.2 ％)
小野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.8万円/坪(2.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -63.2％( -13.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2022年)に比べて -11.1％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 169.4 坪 (昨年 82.1 坪から +106.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 33.7 分 → 2023年 23.6 分、-29.8 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示