【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜3月期の山陽新幹線 (新神戸駅～相生駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.5万円/坪(10.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -11.0％( -4.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 57 件(１年前(2023年)に比べて +21.3％( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 66.7 坪 (昨年 106.9 坪から -37.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。相生駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは相生駅で昨年に比べ +13.1 ％、坪単価は 16.3 万円/坪となった。
上位 1 駅(相生駅)は +13.1 ％(坪単価 +1.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(姫路駅)は -17.5 ％(坪単価 -6.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.1 ％ → 2024年 5.3 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西明石駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.1万円/坪(18.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +3.9％( +2.3万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2023年)に比べて +11.1％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった相生駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.3万円/坪(4.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +13.1％( +1.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
| 山陽新幹線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新神戸駅 | - | - | - |
| 西明石駅 | 62.1万/坪 (37.1坪) | 59.7万/坪 (60.5坪) | 47.0万/坪 (41.0坪) |
| 姫路駅 | 29.8万/坪 (75.3坪) | 36.1万/坪 (124坪) | 36.8万/坪 (88.1坪) |
| 相生駅 | 16.3万/坪 (48.0坪) | 14.4万/坪 (70.0坪) | 15.9万/坪 (58.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
相生駅 16.3 万/坪(昨年同期比 +13.1 ％)
相生駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.3万円/坪(4.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +13.1％( +1.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 48.0 坪 (昨年 70.0 坪から -31.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 21.2 分 → 2024年 11.8 分、-44.7 ％と大きく減少)
姫路駅 29.8 万/坪(昨年同期比 -17.5 ％)
姫路駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.8万円/坪(9.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -17.5％( -6.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 43 件(１年前(2023年)に比べて +26.5％( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 75.3 坪 (昨年 123.5 坪から -39.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 2.9 ％ → 2024年 2.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示