【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年10月〜12月期の山陽電鉄網干線 (飾磨駅～山陽網干駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.1万円/坪(5.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +28.9％( +4.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 20 件(１年前(2022年)に比べて -20.0％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 142.0 坪 (昨年 113.6 坪から +25.0 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。広畑駅、平松駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは飾磨駅で昨年に比べ +240.3 ％、坪単価は 36.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(飾磨駅、山陽天満駅)は +189.5 ％(坪単価 +25.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(西飾磨駅、山陽網干駅)は -48.3 ％(坪単価 -8.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 14.2 分 → 2023年 11.9 分、-16.1 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 8.0 ％ → 2023年 10.0 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった山陽天満駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.1万円/坪(12.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +138.8％( +24.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった山陽網干駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.5万円/坪(2.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -41.0％( -4.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 山陽電鉄網干線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 飾磨駅 | 36.9万/坪 (49.9坪) | 10.8万/坪 (545坪) | 30.1万/坪 (67.3坪) |
| 西飾磨駅 | 10.5万/坪 (191坪) | 23.7万/坪 (160坪) | 22.4万/坪 (40.3坪) |
| 夢前川駅 | 20.4万/坪 (188坪) | - | 23.1万/坪 (60.5坪) |
| 広畑駅 | 32.6万/坪 (114坪) | 26.9万/坪 (83.2坪) | 36.5万/坪 (43.9坪) |
| 山陽天満駅 | 42.1万/坪 (49.9坪) | 17.6万/坪 (76.6坪) | 11.3万/坪 (109坪) |
| 平松駅 | 16.3万/坪 (202坪) | 10.0万/坪 (160坪) | 22.4万/坪 (44.6坪) |
| 山陽網干駅 | 6.5万/坪 (79.4坪) | 11.0万/坪 (86.7坪) | 13.7万/坪 (114坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
飾磨駅 36.9 万/坪(昨年同期比 +240.3 ％)
飾磨駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.9万円/坪(11.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +240.3％( +26.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 544.5 坪から -90.8 ％減)。
山陽天満駅 42.1 万/坪(昨年同期比 +138.8 ％)
山陽天満駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.1万円/坪(12.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +138.8％( +24.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 76.6 坪から -34.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 8.7 分 → 2023年 7.0 分、-19.2 ％と減少)
西飾磨駅 10.5 万/坪(昨年同期比 -55.7 ％)
西飾磨駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.5万円/坪(3.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -55.7％( -13.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 190.6 坪 (昨年 160.3 坪から +18.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 13.0 分 → 2023年 11.0 分、-15.4 ％と減少)
山陽網干駅 6.5 万/坪(昨年同期比 -41.0 ％)
山陽網干駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.5万円/坪(2.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -41.0％( -4.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 79.4 坪 (昨年 86.7 坪から -8.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 18.2 分 → 2023年 14.5 分、-20.5 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示