【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2019年4月〜6月期のJR奈良線 (木津駅～京都駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.9万円/坪(10.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -47.3％( -29.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 44 件(１年前(2018年)に比べて +7.3％( +3件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均土地面積は 78.8 坪 (昨年 87.9 坪から -10.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。木津駅、城陽駅、JR小倉駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは長池駅で昨年に比べ +1170.3 ％、坪単価は 25.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(長池駅、城陽駅)は +611.7 ％(坪単価 +18.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(稲荷駅、宇治駅)は -78.9 ％(坪単価 -186.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 19.4 分 → 2019年 13.6 分、-30.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 14.6 ％ → 2019年 11.4 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となったJR小倉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.7万円/坪(18.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +27.3％( +13.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった棚倉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.9万円/坪(1.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -50.7％( -6.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| JR奈良線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 木津駅 | 25.2万/坪 (56.6坪) | 20.8万/坪 (69.4坪) | 22.2万/坪 (60.6坪) |
| 上狛駅 | - | - | - |
| 棚倉駅 | 5.9万/坪 (165坪) | 12.0万/坪 (228坪) | - |
| 玉水駅 | 7.4万/坪 (98.3坪) | 16.9万/坪 (56.7坪) | 4.6万/坪 (95.3坪) |
| 山城多賀駅 | - | - | - |
| 山城青谷駅 | - | 15.8万/坪 (113坪) | 10.9万/坪 (69.6坪) |
| 長池駅 | 25.1万/坪 (43.9坪) | 2.0万/坪 (218坪) | - |
| 城陽駅 | 41.8万/坪 (46.9坪) | 27.3万/坪 (52.9坪) | 35.4万/坪 (40.1坪) |
| 新田駅 | 35.0万/坪 (60.8坪) | 35.4万/坪 (84.7坪) | - |
| JR小倉駅 | 61.7万/坪 (45.4坪) | 48.5万/坪 (115坪) | 50.1万/坪 (49.9坪) |
| 宇治駅 | 25.5万/坪 (63.5坪) | 87.3万/坪 (116坪) | 55.9万/坪 (43.1坪) |
| 黄檗駅 | - | 26.5万/坪 (113坪) | 30.9万/坪 (177坪) |
| 木幡駅 | 27.3万/坪 (106坪) | 37.2万/坪 (48.4坪) | 28.5万/坪 (109坪) |
| 六地蔵駅 | 28.7万/坪 (198坪) | 39.8万/坪 (46.9坪) | 35.7万/坪 (44.4坪) |
| 桃山駅 | - | - | - |
| JR藤森駅 | 41.3万/坪 (83.7坪) | 50.1万/坪 (75.6坪) | 52.6万/坪 (40.8坪) |
| 稲荷駅 | 46.2万/坪 (46.9坪) | 357万/坪 (75.6坪) | - |
| 東福寺駅 | 80.1万/坪 (65.8坪) | - | 31.2万/坪 (40.8坪) |
| 京都駅 | - | 374万/坪 (62.5坪) | 31.4万/坪 (18.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
長池駅 25.1 万/坪(昨年同期比 +1170.3 ％)
長池駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.1万円/坪(7.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +1170.3％( +23.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 43.9 坪 (昨年 217.8 坪から -79.9 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 6.0 分 → 2019年 9.5 分、+58.3 ％と大きく増加)
城陽駅 41.8 万/坪(昨年同期比 +53.1 ％)
城陽駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.8万円/坪(12.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +53.1％( +14.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 52.9 坪から -11.4 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2018年 11.0 分 → 2019年 13.0 分、+18.2 ％と増加)
稲荷駅 46.2 万/坪(昨年同期比 -87.1 ％)
稲荷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.2万円/坪(14.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -87.1％( -310.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 75.6 坪から -38.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 1.0 分 → 2019年 5.0 分、+400.0 ％と大きく増加)
宇治駅 25.5 万/坪(昨年同期比 -70.8 ％)
宇治駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.5万円/坪(7.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -70.8％( -61.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2018年)に比べて +150.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 116.5 坪から -45.5 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 10.5 分 → 2019年 15.2 分、+44.8 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示