【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜9月期の叡山電鉄本線 (出町柳駅～八瀬比叡山口駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.7万円/坪(28.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -10.9％( -11.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 17 件(１年前(2023年)に比べて -26.1％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 53.2 坪 (昨年 58.3 坪から -8.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。修学院駅、三宅八幡駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは三宅八幡駅で昨年に比べ +88.4 ％、坪単価は 60.3 万円/坪となった。
上位 1 駅(三宅八幡駅)は +88.4 ％(坪単価 +28.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(出町柳駅)は -39.9 ％(坪単価 -70.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 21.7 ％ → 2024年 29.4 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 7.6 分 → 2024年 15.4 分、+103.7 ％と大きく増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった修学院駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 145万円/坪(43.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +70.9％( +60.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった三宅八幡駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.3万円/坪(18.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +88.4％( +28.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 叡山電鉄本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 出町柳駅 | 107万/坪 (28.0坪) | 177万/坪 (57.5坪) | 123万/坪 (57.6坪) |
| 元田中駅 | 120万/坪 (29.5坪) | 114万/坪 (67.5坪) | 98.0万/坪 (31.8坪) |
| 茶山・京都芸術大学駅 | - | 101万/坪 (36.9坪) | 83.5万/坪 (54.8坪) |
| 一乗寺駅 | 78.3万/坪 (53.4坪) | 99.2万/坪 (65.5坪) | 114万/坪 (51.8坪) |
| 修学院駅 | 145万/坪 (50.7坪) | 84.9万/坪 (56.7坪) | 48.9万/坪 (152坪) |
| 宝ケ池駅 | - | 84.2万/坪 (87.7坪) | 101万/坪 (34.8坪) |
| 三宅八幡駅 | 60.3万/坪 (51.4坪) | 32.0万/坪 (46.9坪) | 35.0万/坪 (71.1坪) |
| 八瀬比叡山口駅 | 12.8万/坪 (154坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
三宅八幡駅 60.3 万/坪(昨年同期比 +88.4 ％)
三宅八幡駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.3万円/坪(18.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +88.4％( +28.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 51.4 坪 (昨年 46.9 坪から +9.7 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 4.0 分 → 2024年 9.0 分、+125.0 ％と大きく増加)
出町柳駅 106.7 万/坪(昨年同期比 -39.9 ％)
出町柳駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -39.9％( -70.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 28.0 坪 (昨年 57.5 坪から -51.3 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 5.7 分 → 2024年 18.5 分、+226.5 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 25.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示