【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年1月〜12月期の叡山電鉄本線 (出町柳駅~八瀬比叡山口駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.7万円/坪(21.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて -18.1%( -15.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 24 件(1年前(2020年)に比べて -42.9%( -18件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 78.7 坪 (昨年 74.6 坪から +5.4 %増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。元田中駅、一乗寺駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは八瀬比叡山口駅で昨年に比べ +143.4 %、坪単価は 2.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(八瀬比叡山口駅、元田中駅)は +94.5 %(坪単価 +19.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(茶山・京都芸術大学駅、三宅八幡駅)は -28.9 %(坪単価 -21.6 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 23.8 % → 2021年 16.7 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった出町柳駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 130万円/坪(39.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +5.0%( +6.2万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて -57.1%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった八瀬比叡山口駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.9万円/坪(0.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +143.4%( +1.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
叡山電鉄本線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
出町柳駅 | 130万/坪 (31.8坪) | 124万/坪 (31.4坪) | 91.5万/坪 (52.9坪) |
元田中駅 | 117万/坪 (93.8坪) | 80.6万/坪 (26.8坪) | 119万/坪 (45.0坪) |
茶山・京都芸術大学駅 | 57.1万/坪 (88.5坪) | 91.9万/坪 (26.5坪) | 79.4万/坪 (74.5坪) |
一乗寺駅 | 105万/坪 (46.9坪) | 84.6万/坪 (43.0坪) | 78.3万/坪 (23.3坪) |
修学院駅 | 56.5万/坪 (21.2坪) | 65.3万/坪 (90.2坪) | 51.5万/坪 (53.9坪) |
宝ケ池駅 | - | 63.0万/坪 (76.1坪) | 49.7万/坪 (119坪) |
三宅八幡駅 | 34.0万/坪 (78.7坪) | 42.4万/坪 (42.4坪) | 24.5万/坪 (36.8坪) |
八瀬比叡山口駅 | 2.9万/坪 (235坪) | 1.2万/坪 (514坪) | 8.7万/坪 (75.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
八瀬比叡山口駅 2.9 万/坪(昨年同期比 +143.4 %)
八瀬比叡山口駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.9万円/坪(0.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +143.4%( +1.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 234.9 坪 (昨年 514.3 坪から -54.3 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 100.0 分 → 2021年 54.3 分、-45.7 %と大きく減少)
元田中駅 117.3 万/坪(昨年同期比 +45.5 %)
元田中駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 117万円/坪(35.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +45.5%( +36.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 93.8 坪 (昨年 26.8 坪から +249.3 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 4.2 分 → 2021年 3.0 分、-29.4 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 75.0 % → 2021年 100.0 %)
茶山・京都芸術大学駅 57.1 万/坪(昨年同期比 -37.9 %)
茶山・京都芸術大学駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.1万円/坪(17.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて -37.9%( -34.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 88.5 坪 (昨年 26.5 坪から +234.3 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 % → 2021年 33.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 3.2 分 → 2021年 7.7 分、+142.1 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 66.7 % → 2021年 16.7 %)
三宅八幡駅 34.0 万/坪(昨年同期比 -19.8 %)
三宅八幡駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.0万円/坪(10.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて -19.8%( -8.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 78.7 坪 (昨年 42.4 坪から +85.7 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 4.5 分 → 2021年 9.5 分、+111.1 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示