【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜3月期の京都市東西線 (太秦天神川駅～六地蔵駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.1万円/坪(17.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -35.6％( -31.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 24 件(１年前(2021年)に比べて +9.1％( +2件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均土地面積は 71.1 坪 (昨年 42.4 坪から +67.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。椥辻駅、石田駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは御陵駅で昨年に比べ +319.7 ％、坪単価は 70.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(御陵駅、椥辻駅)は +191.5 ％(坪単価 +34.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(二条駅、六地蔵駅)は -34.7 ％(坪単価 -31.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 9.1 ％ → 2022年 20.8 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 4.5 ％ → 2022年 4.2 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった御陵駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.8万円/坪(21.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +319.7％( +54.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった石田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.4万円/坪(10.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +39.2％( +10.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 京都市東西線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 太秦天神川駅 | 86.6万/坪 (19.2坪) | - | 71.5万/坪 (35.5坪) |
| 西大路御池駅 | 118万/坪 (21.2坪) | - | - |
| 二条駅 | 64.9万/坪 (30.3坪) | 115万/坪 (24.2坪) | 134万/坪 (42.9坪) |
| 二条城前駅 | - | 220万/坪 (59.0坪) | 186万/坪 (96.8坪) |
| 烏丸御池駅 | - | 404万/坪 (136坪) | - |
| 京都市役所前駅 | - | - | 472万/坪 (42.4坪) |
| 三条京阪駅 | - | 249万/坪 (37.8坪) | - |
| 東山駅 | - | - | - |
| 蹴上駅 | - | - | - |
| 御陵駅 | 70.8万/坪 (10.6坪) | 16.9万/坪 (34.8坪) | 49.6万/坪 (42.4坪) |
| 山科駅 | 62.5万/坪 (108坪) | 57.4万/坪 (63.5坪) | 90.6万/坪 (64.3坪) |
| 東野駅 | 45.6万/坪 (111坪) | 40.4万/坪 (19.7坪) | 27.5万/坪 (76.1坪) |
| 椥辻駅 | 38.6万/坪 (90.8坪) | 23.6万/坪 (31.8坪) | 47.7万/坪 (38.2坪) |
| 小野駅 | - | 3.0万/坪 (49.9坪) | 66.9万/坪 (68.1坪) |
| 醍醐駅 | 20.0万/坪 (99.8坪) | - | 47.1万/坪 (145坪) |
| 石田駅 | 35.4万/坪 (48.9坪) | 25.4万/坪 (39.3坪) | 53.0万/坪 (36.8坪) |
| 六地蔵駅 | 37.7万/坪 (82.4坪) | 50.9万/坪 (39.3坪) | 46.0万/坪 (69.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
御陵駅 70.8 万/坪(昨年同期比 +319.7 ％)
御陵駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.8万円/坪(21.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +319.7％( +54.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 10.6 坪 (昨年 34.8 坪から -69.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 10.7 分 → 2022年 1.0 分、-90.6 ％と大きく減少)
椥辻駅 38.6 万/坪(昨年同期比 +63.3 ％)
椥辻駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.6万円/坪(11.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +63.3％( +15.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 90.8 坪 (昨年 31.8 坪から +185.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 18.0 分 → 2022年 9.0 分、-50.0 ％と大きく減少)
二条駅 64.9 万/坪(昨年同期比 -43.4 ％)
二条駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.9万円/坪(19.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -43.4％( -49.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 30.3 坪 (昨年 24.2 坪から +25.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 7.4 分 → 2022年 12.5 分、+68.9 ％と大きく増加)
六地蔵駅 37.7 万/坪(昨年同期比 -25.9 ％)
六地蔵駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.7万円/坪(11.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -25.9％( -13.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 82.4 坪 (昨年 39.3 坪から +109.6 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 12.0 分 → 2022年 14.0 分、+16.7 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示