【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2019年1月〜12月期の京都市東西線 (太秦天神川駅～六地蔵駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.5万円/坪(27.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -17.1％( -18.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 86 件(１年前(2018年)に比べて -7.5％( -7件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均土地面積は 64.0 坪 (昨年 64.9 坪から -1.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。ほとんどの駅において下落した。烏丸御池駅、椥辻駅、醍醐駅、石田駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは石田駅で昨年に比べ +98.1 ％、坪単価は 66.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(石田駅、烏丸御池駅)は +69.6 ％(坪単価 +88.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(東山駅、蹴上駅)は -77.9 ％(坪単価 -335.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2018年 11.5 分 → 2019年 9.9 分、-14.1 ％と減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 5.4 ％ → 2019年 7.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 21.5 ％ → 2019年 20.9 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった烏丸御池駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 493万円/坪(149万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +41.1％( +143.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった御陵駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.7万円/坪(9.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -23.6％( -9.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2018年)に比べて -33.3％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 京都市東西線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 太秦天神川駅 | 68.9万/坪 (45.5坪) | 97.9万/坪 (38.3坪) | 88.6万/坪 (31.3坪) |
| 西大路御池駅 | 96.7万/坪 (73.4坪) | 126万/坪 (206坪) | 135万/坪 (14.4坪) |
| 二条駅 | 128万/坪 (40.3坪) | 239万/坪 (35.5坪) | 127万/坪 (67.6坪) |
| 二条城前駅 | 304万/坪 (141坪) | 358万/坪 (37.8坪) | 263万/坪 (40.1坪) |
| 烏丸御池駅 | 493万/坪 (45.4坪) | 350万/坪 (38.8坪) | 472万/坪 (53.4坪) |
| 京都市役所前駅 | 348万/坪 (67.3坪) | 575万/坪 (34.8坪) | 569万/坪 (75.6坪) |
| 三条京阪駅 | - | - | - |
| 東山駅 | 32.0万/坪 (23.7坪) | 515万/坪 (240坪) | 262万/坪 (60.5坪) |
| 蹴上駅 | 116万/坪 (173坪) | 304万/坪 (172坪) | 19.4万/坪 (132坪) |
| 御陵駅 | 31.7万/坪 (45.9坪) | 41.5万/坪 (38.2坪) | 35.3万/坪 (84.9坪) |
| 山科駅 | 63.3万/坪 (43.3坪) | 90.0万/坪 (49.4坪) | 71.2万/坪 (74.8坪) |
| 東野駅 | 40.7万/坪 (63.4坪) | 48.9万/坪 (71.8坪) | 36.7万/坪 (101坪) |
| 椥辻駅 | 49.8万/坪 (34.2坪) | 36.7万/坪 (58.6坪) | 32.3万/坪 (86.1坪) |
| 小野駅 | - | 35.7万/坪 (37.6坪) | 42.7万/坪 (99.6坪) |
| 醍醐駅 | 52.2万/坪 (48.4坪) | 37.5万/坪 (38.2坪) | 47.8万/坪 (112坪) |
| 石田駅 | 66.6万/坪 (69.6坪) | 33.6万/坪 (53.7坪) | 28.2万/坪 (150坪) |
| 六地蔵駅 | 45.1万/坪 (89.5坪) | 39.3万/坪 (60.1坪) | 38.7万/坪 (58.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
石田駅 66.6 万/坪(昨年同期比 +98.1 ％)
石田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.6万円/坪(20.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +98.1％( +33.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 53.7 坪から +29.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 12.5 分 → 2019年 4.0 分、-68.0 ％と大きく減少)
烏丸御池駅 493.2 万/坪(昨年同期比 +41.1 ％)
烏丸御池駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 493万円/坪(149万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +41.1％( +143.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 45.4 坪 (昨年 38.8 坪から +16.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 6.3 分 → 2019年 4.5 分、-28.9 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 ％ → 2019年 100.0 ％)
東山駅 32.0 万/坪(昨年同期比 -93.8 ％)
東山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.0万円/坪(9.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -93.8％( -483.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 23.7 坪 (昨年 239.7 坪から -90.1 ％減)。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 ％ → 2019年 33.3 ％)
蹴上駅 115.5 万/坪(昨年同期比 -61.9 ％)
蹴上駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 116万円/坪(34.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -61.9％( -188.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 173.4 坪 (昨年 171.7 坪から +1.0 ％増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示