【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2019年7月〜9月期の京都市東西線 (太秦天神川駅～六地蔵駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 108万円/坪(32.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +28.8％( +24.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(１年前(2018年)に比べて -34.6％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 70.0 坪 (昨年 62.7 坪から +11.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。六地蔵駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは椥辻駅で昨年に比べ +125.5 ％、坪単価は 52.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(椥辻駅、六地蔵駅)は +90.0 ％(坪単価 +22.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(山科駅、西大路御池駅)は -35.3 ％(坪単価 -42.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 14.6 分 → 2019年 8.5 分、-41.9 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 3.8 ％ → 2019年 5.9 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 30.8 ％ → 2019年 29.4 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西大路御池駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 116万円/坪(35.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -33.6％( -58.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった醍醐駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.4万円/坪(10.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +5.8％( +1.8万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 京都市東西線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 太秦天神川駅 | 92.4万/坪 (16.6坪) | 110万/坪 (16.6坪) | 84.8万/坪 (38.6坪) |
| 西大路御池駅 | 116万/坪 (121坪) | 174万/坪 (263坪) | 118万/坪 (13.6坪) |
| 二条駅 | 107万/坪 (31.8坪) | 104万/坪 (20.2坪) | 124万/坪 (37.8坪) |
| 二条城前駅 | 323万/坪 (207坪) | - | - |
| 烏丸御池駅 | - | 390万/坪 (84.7坪) | - |
| 京都市役所前駅 | 277万/坪 (112坪) | - | - |
| 三条京阪駅 | - | - | - |
| 東山駅 | 39.7万/坪 (30.3坪) | - | 285万/坪 (66.6坪) |
| 蹴上駅 | - | - | 19.4万/坪 (132坪) |
| 御陵駅 | - | 50.1万/坪 (35.5坪) | 28.2万/坪 (119坪) |
| 山科駅 | 44.6万/坪 (25.7坪) | 70.9万/坪 (70.6坪) | 91.3万/坪 (87.0坪) |
| 東野駅 | 41.4万/坪 (96.0坪) | 56.1万/坪 (49.9坪) | 41.6万/坪 (44.4坪) |
| 椥辻駅 | 52.9万/坪 (22.7坪) | 23.5万/坪 (93.8坪) | 40.7万/坪 (110坪) |
| 小野駅 | - | 46.0万/坪 (34.8坪) | 41.6万/坪 (81.7坪) |
| 醍醐駅 | 33.4万/坪 (25.7坪) | 31.6万/坪 (38.8坪) | 71.9万/坪 (69.6坪) |
| 石田駅 | 73.5万/坪 (109坪) | - | 12.3万/坪 (424坪) |
| 六地蔵駅 | 46.3万/坪 (30.3坪) | 29.9万/坪 (50.7坪) | 54.0万/坪 (36.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
椥辻駅 52.9 万/坪(昨年同期比 +125.5 ％)
椥辻駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.9万円/坪(16.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +125.5％( +29.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 22.7 坪 (昨年 93.8 坪から -75.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 28.0 分 → 2019年 5.0 分、-82.1 ％と大きく減少)
六地蔵駅 46.3 万/坪(昨年同期比 +54.5 ％)
六地蔵駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.3万円/坪(14.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +54.5％( +16.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 30.3 坪 (昨年 50.7 坪から -40.3 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 10.5 分 → 2019年 13.0 分、+23.8 ％と大きく増加)
山科駅 44.6 万/坪(昨年同期比 -37.0 ％)
山科駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.6万円/坪(13.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -37.0％( -26.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 25.7 坪 (昨年 70.6 坪から -63.6 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 6.3 分 → 2019年 10.5 分、+65.8 ％と大きく増加)
西大路御池駅 115.7 万/坪(昨年同期比 -33.6 ％)
西大路御池駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 116万円/坪(35.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -33.6％( -58.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 121.0 坪 (昨年 263.2 坪から -54.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 5.5 分 → 2019年 3.0 分、-45.5 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 ％ → 2019年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示