JR鹿児島本線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2021年1月〜12月期のJR鹿児島本線 (川内駅鹿児島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.7万円/坪(19.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -2.4%( -1.6万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 460 件(1年前(2020年)に比べて +5.7%( +25件/坪)と堅調に推移しています。)。

平均築年数は 24.6年(昨年 21.8年から +12.8 %増)。平均土地面積は 80.1 坪 (昨年 75.0 坪から +6.9 %増)。平均建物面積は 52.2 坪 (昨年 50.0 坪から +4.3 %増)。

近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が減少。

値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。市来駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは東市来駅で昨年に比べ +441.5 %、坪単価は 67.9 万円/坪となった。

上位 2 駅(東市来駅隈之城駅)は +306.6 %(坪単価 +35.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(湯之元駅薩摩松元駅)は -51.4 %(坪単価 -59.0 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2020年 40.9 分 → 2021年 36.0 分、-12.0 %と減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2020年 21.8 年 → 2021年 24.6 年、+12.8 %と増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 30.0 % → 2021年 24.1 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 22.5 % → 2021年 25.5 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった広木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.1万円/坪(23.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +2.0%( +1.5万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 60 件(1年前(2020年)に比べて +5.3%( +3件/坪)と堅調に推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった湯之元駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.9万円/坪(6.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -81.4%( -100.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +66.7%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

JR鹿児島本線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR鹿児島本線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
川内駅38.0万/坪
(25.8年/114坪)
39.7万/坪
(25.6年/117坪)
34.7万/坪
(28.1年/107坪)
隈之城駅25.1万/坪
(28.4年/128坪)
9.2万/坪
(37.9年/56.7坪)
35.5万/坪
(21.8年/173坪)
木場茶屋駅--61.2万/坪
(15.3年/281坪)
串木野駅29.6万/坪
(31.1年/76.2坪)
30.4万/坪
(31.0年/91.4坪)
19.0万/坪
(39.4年/90.2坪)
神村学園前駅31.2万/坪
(32.0年/200坪)
37.8万/坪
(22.3年/95.3坪)
59.8万/坪
(10.3年/112坪)
市来駅36.3万/坪
(29.5年/333坪)
18.4万/坪
(25.5年/103坪)
24.2万/坪
(28.0年/114坪)
湯之元駅22.9万/坪
(29.2年/114坪)
123万/坪
(28.7年/80.7坪)
15.7万/坪
(35.6年/145坪)
東市来駅67.9万/坪
(11.5年/230坪)
12.5万/坪
(23.6年/70.6坪)
29.7万/坪
(25.8年/216坪)
伊集院駅44.4万/坪
(28.6年/109坪)
52.8万/坪
(21.2年/121坪)
43.6万/坪
(24.2年/111坪)
薩摩松元駅65.7万/坪
(14.7年/147坪)
83.5万/坪
(1.0年/54.5坪)
24.7万/坪
(27.6年/101坪)
上伊集院駅53.8万/坪
(22.0年/112坪)
54.7万/坪
(14.1年/87.7坪)
63.4万/坪
(14.0年/113坪)
広木駅78.1万/坪
(19.2年/61.1坪)
76.6万/坪
(21.1年/82.0坪)
74.7万/坪
(16.3年/64.7坪)
鹿児島中央駅76.7万/坪
(24.2年/73.5坪)
77.2万/坪
(21.9年/60.4坪)
73.0万/坪
(24.3年/68.6坪)
鹿児島駅60.9万/坪
(26.5年/58.6坪)
59.5万/坪
(21.0年/65.0坪)
67.6万/坪
(20.1年/65.4坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

東市来駅67.9 万/坪(昨年同期比 +441.5 %)

東市来駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.9万円/坪(20.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +441.5%( +55.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 11.5年(昨年 23.6年から -51.2 %減)。平均土地面積は 229.9 坪 (昨年 70.6 坪から +225.7 %増)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 16.6 坪から +90.9 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 23.6 年 → 2021年 11.5 年、-51.2 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 90.0 分 → 2021年 19.0 分、-78.9 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 50.0 %)

隈之城駅25.1 万/坪(昨年同期比 +171.7 %)

隈之城駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.1万円/坪(7.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +171.7%( +15.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2020年)に比べて +350.0%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 28.4年(昨年 37.9年から -25.0 %減)。平均土地面積は 128.2 坪 (昨年 56.7 坪から +126.0 %増)。平均建物面積は 42.7 坪 (昨年 37.1 坪から +15.2 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 37.9 年 → 2021年 28.4 年、-25.0 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 11.1 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 77.8 %)

湯之元駅22.9 万/坪(昨年同期比 -81.4 %)

湯之元駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.9万円/坪(6.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -81.4%( -100.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +66.7%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 29.2年(昨年 28.7年から +1.7 %増)。平均土地面積は 113.7 坪 (昨年 80.7 坪から +41.0 %増)。平均建物面積は 27.8 坪 (昨年 24.2 坪から +15.0 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 20.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 12.7 分 → 2021年 17.4 分、+37.4 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 60.0 %)

薩摩松元駅65.7 万/坪(昨年同期比 -21.3 %)

薩摩松元駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 65.7万円/坪(19.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -21.3%( -17.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて +500.0%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 14.7年(昨年 1.0年から +1367.3 %増)。平均土地面積は 146.7 坪 (昨年 54.5 坪から +169.4 %増)。平均建物面積は 32.7 坪 (昨年 28.7 坪から +13.7 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 1.0 年 → 2021年 14.7 年、+1367.3 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 18.0 分 → 2021年 40.2 分、+123.1 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 20.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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