【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜6月期のJR山陰本線 (鳥取駅~米子駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -9.6%( -2.4万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 33 件(1年前(2023年)に比べて -43.1%( -25件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.6年(昨年 19.2年から +12.4 %増)。平均専有面積は 64.2 ㎡ (昨年 71.1 ㎡から -9.7 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。鳥取駅は、昨年から 20 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは米子駅で昨年に比べ -30.5 %、単価は 14.5 万円/㎡となった。
上位 1 駅(鳥取駅)は -1.7 %(単価 -0.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(米子駅)は -30.5 %(単価 -6.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.3 % → 2024年 12.1 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.8 % → 2024年 3.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 19.2 年 → 2024年 21.6 年、+12.4 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 16.2 分 → 2024年 20.8 分、+28.3 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 44.7 % → 2024年 53.8 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 10.6 % → 2024年 3.8 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった鳥取駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -1.7%( -0.5万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 19 件(1年前(2023年)に比べて -38.7%( -12件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった米子駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -30.5%( -6.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(1年前(2023年)に比べて -53.8%( -14件/㎡)と大幅に減少しています。)。
JR山陰本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
鳥取駅 | 27.0万/㎡ (20.0年/72.6㎡) | 27.4万/㎡ (17.7年/77.3㎡) | 24.1万/㎡ (17.2年/75.9㎡) |
湖山駅 | - | 25.3万/㎡ (15.0年/75.0㎡) | 25.3万/㎡ (14.0年/75.0㎡) |
鳥取大学前駅 | 9.0万/㎡ (33.3年/20.0㎡) | - | 6.9万/㎡ (31.2年/20.0㎡) |
大山口駅 | - | - | 4.7万/㎡ (32.3年/60.0㎡) |
東山公園駅 | 33.8万/㎡ (6.3年/80.0㎡) | - | - |
米子駅 | 14.5万/㎡ (27.0年/53.3㎡) | 20.9万/㎡ (22.2年/63.7㎡) | 21.1万/㎡ (20.3年/66.9㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
鳥取駅 27.0 万/㎡(昨年同期比 -1.7 %)
鳥取駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -1.7%( -0.5万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 19 件(1年前(2023年)に比べて -38.7%( -12件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.0年(昨年 17.7年から +13.3 %増)。平均専有面積は 72.6 ㎡ (昨年 77.3 ㎡から -6.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 10.0 % → 2024年 15.8 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 17.7 年 → 2024年 20.0 年、+13.3 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 41.4 % → 2024年 50.0 %)
米子駅 14.5 万/㎡(昨年同期比 -30.5 %)
米子駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -30.5%( -6.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(1年前(2023年)に比べて -53.8%( -14件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.0年(昨年 22.2年から +21.9 %増)。平均専有面積は 53.3 ㎡ (昨年 63.7 ㎡から -16.2 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 22.2 年 → 2024年 27.0 年、+21.9 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 23.7 分 → 2024年 41.2 分、+74.1 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 52.9 % → 2024年 66.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示