【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年1月〜12月期のJR境線 (米子駅～境港駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -3.1％( -0.7万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 45 件(１年前(2021年)に比べて +40.6％( +13件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.4年(昨年 18.8年から +8.6 ％増)。平均専有面積は 70.4 ㎡ (昨年 67.7 ㎡から +4.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。後藤駅は、昨年から 5 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは後藤駅で昨年に比べ -17.7 ％、単価は 19.2 万円/㎡となった。
上位 1 駅(米子駅)は +2.5 ％(単価 +0.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(後藤駅)は -17.7 ％(単価 -4.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 9.4 ％ → 2022年 13.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 18.7 分 → 2022年 21.7 分、+16.1 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 7.4 ％ → 2022年 12.5 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 34.4 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった米子駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +2.5％( +0.5万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 29 件(１年前(2021年)に比べて +61.1％( +11件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった後藤駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -17.7％( -4.1万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 13 件(前年比変わらず)。
| JR境線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 米子駅 | 21.1万/㎡ (20.3年/66.9㎡) | 20.6万/㎡ (22.0年/63.1㎡) | 21.3万/㎡ (19.7年/68.1㎡) |
| 博労町駅 | - | 15.1万/㎡ (30.0年/45.0㎡) | - |
| 富士見町駅 | 29.3万/㎡ (8.3年/75.0㎡) | - | - |
| 後藤駅 | 19.2万/㎡ (22.0年/77.7㎡) | 23.3万/㎡ (14.7年/75.8㎡) | 24.1万/㎡ (15.5年/70.8㎡) |
| 三本松口駅 | 24.0万/㎡ (18.9年/72.5㎡) | - | - |
| 境港駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
米子駅 21.1 万/㎡(昨年同期比 +2.5 ％)
米子駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +2.5％( +0.5万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 29 件(１年前(2021年)に比べて +61.1％( +11件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.3年(昨年 22.0年から -7.8 ％減)。平均専有面積は 66.9 ㎡ (昨年 63.1 ㎡から +6.1 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 15.4 ％ → 2022年 11.1 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 23.1 ％ → 2022年 33.3 ％)
後藤駅 19.2 万/㎡(昨年同期比 -17.7 ％)
後藤駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -17.7％( -4.1万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 13 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 22.0年(昨年 14.7年から +49.3 ％増)。平均専有面積は 77.7 ㎡ (昨年 75.8 ㎡から +2.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 7.5 分 → 2022年 6.8 分、-10.2 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 23.1 ％ → 2022年 38.5 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 14.7 年 → 2022年 22.0 年、+49.3 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示