【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年1月〜12月期の高松琴平電鉄長尾線 (瓦町駅～学園通り駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +4.7％( +0.8万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 38 件(１年前(2020年)に比べて +123.5％( +21件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.5年(昨年 25.5年から -15.7 ％減)。平均専有面積は 67.9 ㎡ (昨年 60.6 ㎡から +12.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。林道駅、元山駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは林道駅で昨年に比べ +29.9 ％、単価は 17.7 万円/㎡となった。
上位 1 駅(林道駅)は +29.9 ％(単価 +4.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(瓦町駅)は -21.9 ％(単価 -5.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 25.5 年 → 2021年 21.5 年、-15.7 ％と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 11.8 ％ → 2021年 15.8 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 23.5 ％ → 2021年 26.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 10.4 分 → 2021年 12.2 分、+18.2 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 29.4 ％ → 2021年 47.4 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった瓦町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -21.9％( -5.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(１年前(2020年)に比べて +160.0％( +8件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった花園駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -2.3％( -0.4万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 高松琴平電鉄長尾線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 瓦町駅 | 19.9万/㎡ (23.5年/51.9㎡) | 25.5万/㎡ (21.5年/50.0㎡) | 27.4万/㎡ (16.8年/62.1㎡) |
| 花園駅 | 17.2万/㎡ (23.1年/68.8㎡) | 17.6万/㎡ (21.9年/57.5㎡) | 32.0万/㎡ (7.0年/75.0㎡) |
| 林道駅 | 17.7万/㎡ (21.7年/77.0㎡) | 13.6万/㎡ (30.3年/65.0㎡) | 31.0万/㎡ (6.5年/71.2㎡) |
| 木太東口駅 | 15.6万/㎡ (19.4年/70.0㎡) | - | 26.7万/㎡ (11.5年/75.0㎡) |
| 元山駅 | 19.5万/㎡ (18.0年/80.0㎡) | 16.1万/㎡ (19.8年/72.5㎡) | 17.6万/㎡ (13.4年/70.0㎡) |
| 農学部前駅 | - | - | - |
| 学園通り駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
林道駅 17.7 万/㎡(昨年同期比 +29.9 ％)
林道駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +29.9％( +4.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2020年)に比べて +25.0％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.7年(昨年 30.3年から -28.3 ％減)。平均専有面積は 77.0 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +18.5 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 30.3 年 → 2021年 21.7 年、-28.3 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 10.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 9.1 分 → 2021年 12.3 分、+34.8 ％と大きく増加)
- 築 6 年未満の築浅物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 12.5 ％ → 2021年 10.0 ％)
瓦町駅 19.9 万/㎡(昨年同期比 -21.9 ％)
瓦町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -21.9％( -5.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(１年前(2020年)に比べて +160.0％( +8件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.5年(昨年 21.5年から +9.2 ％増)。平均専有面積は 51.9 ㎡ (昨年 50.0 ㎡から +3.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 7.2 分 → 2021年 6.2 分、-14.5 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 40.0 ％ → 2021年 46.2 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2020年 60.0 ％ → 2021年 61.5 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示