【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜6月期のJR伊東線 (熱海駅~伊東駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -34.0%( -12.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 31 件(1年前(2023年)に比べて -36.7%( -18件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 38.1年(昨年 32.7年から +16.6 %増)。平均専有面積は 71.6 ㎡ (昨年 63.4 ㎡から +13.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。伊東駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは網代駅で昨年に比べ +159.1 %、単価は 23.2 万円/㎡となった。
上位 1 駅(網代駅)は +159.1 %(単価 +14.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(来宮駅)は -65.2 %(単価 -24.9 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 14.6 分 → 2024年 12.5 分、-14.8 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 8.3 % → 2024年 13.6 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 32.7 年 → 2024年 38.1 年、+16.6 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 30.4 % → 2024年 38.7 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 54.8 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった熱海駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -36.4%( -16.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 23 件(1年前(2023年)に比べて -30.3%( -10件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった伊豆多賀駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -11.1%( -1.0万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
JR伊東線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
熱海駅 | 29.3万/㎡ (36.7年/71.7㎡) | 46.1万/㎡ (31.1年/67.1㎡) | 49.5万/㎡ (28.7年/74.9㎡) |
来宮駅 | 13.2万/㎡ (48.0年/70.0㎡) | 38.1万/㎡ (23.7年/67.1㎡) | 35.0万/㎡ (26.0年/75.8㎡) |
伊豆多賀駅 | 8.0万/㎡ (34.3年/50.0㎡) | 9.0万/㎡ (33.5年/50.0㎡) | 30.8万/㎡ (29.0年/65.0㎡) |
網代駅 | 23.2万/㎡ (31.0年/95.0㎡) | 8.9万/㎡ (49.5年/31.7㎡) | 9.1万/㎡ (44.5年/55.0㎡) |
宇佐美駅 | - | - | 6.8万/㎡ (33.0年/85.0㎡) |
伊東駅 | 9.7万/㎡ (42.0年/71.7㎡) | 5.7万/㎡ (44.5年/55.0㎡) | 13.7万/㎡ (36.5年/77.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
網代駅 23.2 万/㎡(昨年同期比 +159.1 %)
網代駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +159.1%( +14.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.0年(昨年 49.5年から -37.4 %減)。平均専有面積は 95.0 ㎡ (昨年 31.7 ㎡から +200.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 49.5 年 → 2024年 31.0 年、-37.4 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 22.3 分 → 2024年 2.0 分、-91.0 %と大きく減少)
来宮駅 13.2 万/㎡(昨年同期比 -65.2 %)
来宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -65.2%( -24.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -57.1%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 48.0年(昨年 23.7年から +102.7 %増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 67.1 ㎡から +4.3 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 71.4 % → 2024年 33.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 23.7 年 → 2024年 48.0 年、+102.7 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 9.7 分 → 2024年 11.5 分、+18.4 %と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示