【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年4月〜6月期の静岡鉄道静岡清水線 (新静岡駅～新清水駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +8.3％( +1.5万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 14 件(１年前(2022年)に比べて -12.5％( -2件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 31.1年(昨年 35.9年から -13.4 ％減)。平均専有面積は 68.2 ㎡ (昨年 67.8 ㎡から +0.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。春日町駅、古庄駅、草薙駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは古庄駅で昨年に比べ +41.3 ％、単価は 19.4 万円/㎡となった。
上位 1 駅(古庄駅)は +41.3 ％(単価 +5.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(新清水駅)は -11.5 ％(単価 -2.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 35.9 年 → 2023年 31.1 年、-13.4 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 46.7 ％ → 2023年 23.1 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 40.0 ％ → 2023年 69.2 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった草薙駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +32.7％( +6.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて -40.0％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった春日町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +25.8％( +3.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +50.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 静岡鉄道静岡清水線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新静岡駅 | - | 68.0万/㎡ (17.3年/75.0㎡) | - |
| 日吉町駅 | - | 13.2万/㎡ (48.3年/65.0㎡) | - |
| 音羽町駅 | 15.8万/㎡ (39.8年/47.5㎡) | - | 27.1万/㎡ (21.3年/70.0㎡) |
| 春日町駅 | 15.4万/㎡ (32.6年/68.3㎡) | 12.3万/㎡ (49.8年/55.0㎡) | 19.4万/㎡ (26.8年/70.0㎡) |
| 柚木駅 | - | 7.2万/㎡ (42.9年/56.7㎡) | - |
| 長沼駅 | - | - | 26.5万/㎡ (20.8年/60.0㎡) |
| 古庄駅 | 19.4万/㎡ (28.8年/80.0㎡) | 13.8万/㎡ (31.3年/80.0㎡) | - |
| 県総合運動場駅 | - | - | - |
| 県立美術館前駅 | - | - | - |
| 草薙駅 | 24.7万/㎡ (30.6年/68.3㎡) | 18.6万/㎡ (32.8年/70.0㎡) | 18.9万/㎡ (26.1年/69.3㎡) |
| 御門台駅 | - | - | 14.7万/㎡ (24.3年/75.0㎡) |
| 狐ケ崎駅 | - | 10.7万/㎡ (41.3年/70.0㎡) | 14.3万/㎡ (44.3年/70.0㎡) |
| 桜橋駅 | - | - | - |
| 入江岡駅 | 25.3万/㎡ (25.3年/75.0㎡) | - | 16.9万/㎡ (25.3年/65.0㎡) |
| 新清水駅 | 18.4万/㎡ (26.3年/71.7㎡) | 20.8万/㎡ (20.8年/82.5㎡) | 11.1万/㎡ (34.3年/65.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
古庄駅 19.4 万/㎡(昨年同期比 +41.3 ％)
古庄駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +41.3％( +5.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.8年(昨年 31.3年から -8.0 ％減)。平均専有面積は 80.0 ㎡ (昨年 80.0 ㎡から +0.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 20.0 分 → 2023年 15.0 分、-25.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
新清水駅 18.4 万/㎡(昨年同期比 -11.5 ％)
新清水駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -11.5％( -2.4万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +50.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.3年(昨年 20.8年から +26.5 ％増)。平均専有面積は 71.7 ㎡ (昨年 82.5 ㎡から -13.1 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 50.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 20.8 年 → 2023年 26.3 年、+26.5 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示