【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年7月〜9月期のJR大糸線 (松本駅～島内駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +8.7％( +2.8万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 16 件(１年前(2020年)に比べて +128.6％( +9件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 16.8年(昨年 13.3年から +26.2 ％増)。平均専有面積は 77.5 ㎡ (昨年 70.7 ㎡から +9.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。松本駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは松本駅で昨年に比べ +20.1 ％、単価は 34.7 万円/㎡となった。
上位 1 駅(松本駅)は +20.1 ％(単価 +5.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(北松本駅)は -1.7 ％(単価 -0.7 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 22.3 分 → 2021年 16.5 分、-25.8 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 13.3 年 → 2021年 16.8 年、+26.2 ％と大きく増加)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 ％ → 2021年 6.7 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった北松本駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は38.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -1.7％( -0.7万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて +150.0％( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった松本駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +20.1％( +5.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| JR大糸線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 松本駅 | 34.7万/㎡ (18.2年/76.5㎡) | 28.9万/㎡ (17.8年/66.0㎡) | 27.4万/㎡ (18.7年/68.0㎡) |
| 北松本駅 | 38.2万/㎡ (10.3年/81.0㎡) | 38.8万/㎡ (4.5年/82.5㎡) | 36.5万/㎡ (3.5年/85.0㎡) |
| 島内駅 | 14.3万/㎡ (29.5年/70.0㎡) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
松本駅 34.7 万/㎡(昨年同期比 +20.1 ％)
松本駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +20.1％( +5.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 18.2年(昨年 17.8年から +2.5 ％増)。平均専有面積は 76.5 ㎡ (昨年 66.0 ㎡から +15.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 19.6 分 → 2021年 14.0 分、-28.6 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 ％ → 2021年 10.0 ％)
北松本駅 38.2 万/㎡(昨年同期比 -1.7 ％)
北松本駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は38.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -1.7％( -0.7万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて +150.0％( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 10.3年(昨年 4.5年から +127.7 ％増)。平均専有面積は 81.0 ㎡ (昨年 82.5 ㎡から -1.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 29.0 分 → 2021年 20.8 分、-28.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 4.5 年 → 2021年 10.3 年、+127.7 ％と大きく増加)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 25.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示