【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年1月〜3月期の長野電鉄長野線 (長野駅~湯田中駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +38.8%( +9.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(1年前(2021年)に比べて +77.8%( +7件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.9年(昨年 21.2年から -15.5 %減)。平均専有面積は 74.7 ㎡ (昨年 77.2 ㎡から -3.3 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。長野駅、権堂駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは長野駅で昨年に比べ +56.5 %、単価は 45.0 万円/㎡となった。
上位 1 駅(長野駅)は +56.5 %(単価 +16.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(本郷駅)は -21.7 %(単価 -5.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 21.2 年 → 2022年 17.9 年、-15.5 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 7.7 分 → 2022年 5.2 分、-32.2 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 55.6 % → 2022年 31.2 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 11.1 % → 2022年 6.2 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 44.4 % → 2022年 26.7 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 11.1 % → 2022年 6.2 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった長野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は45.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +56.5%( +16.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -25.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった湯田中駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は5.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -7.7%( -0.4万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
長野電鉄長野線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
長野駅 | 45.0万/㎡ (11.3年/61.7㎡) | 28.8万/㎡ (18.5年/112㎡) | 47.9万/㎡ (11.7年/80.0㎡) |
市役所前駅 | - | - | - |
権堂駅 | 28.7万/㎡ (17.2年/90.0㎡) | 20.5万/㎡ (22.0年/45.0㎡) | 24.1万/㎡ (22.0年/67.5㎡) |
善光寺下駅 | 42.0万/㎡ (10.7年/70.0㎡) | - | 30.0万/㎡ (20.0年/50.0㎡) |
本郷駅 | 20.9万/㎡ (33.0年/72.5㎡) | 26.7万/㎡ (22.0年/75.0㎡) | 13.1万/㎡ (30.0年/65.0㎡) |
桐原駅 | - | - | - |
信濃吉田駅 | 32.0万/㎡ (19.5年/75.0㎡) | - | - |
須坂駅 | - | - | - |
信州中野駅 | - | - | - |
湯田中駅 | 5.3万/㎡ (30.0年/55.0㎡) | 5.7万/㎡ (29.0年/35.0㎡) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
長野駅 45.0 万/㎡(昨年同期比 +56.5 %)
長野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は45.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +56.5%( +16.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -25.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 11.3年(昨年 18.5年から -38.7 %減)。平均専有面積は 61.7 ㎡ (昨年 112.5 ㎡から -45.2 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 18.5 年 → 2022年 11.3 年、-38.7 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 50.0 %)
本郷駅 20.9 万/㎡(昨年同期比 -21.7 %)
本郷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -21.7%( -5.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 33.0年(昨年 22.0年から +50.0 %増)。平均専有面積は 72.5 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から -3.3 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 10.0 分 → 2022年 8.5 分、-15.0 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 22.0 年 → 2022年 33.0 年、+50.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示