【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年4月〜6月期のしなの鉄道線 (軽井沢駅~篠ノ井駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は51.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +36.7%( +13.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 25 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 19.8年(昨年 24.6年から -19.6 %減)。平均専有面積は 73.8 ㎡ (昨年 74.4 ㎡から -0.8 %減)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。軽井沢駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは戸倉駅で昨年に比べ +130.8 %、単価は 15.4 万円/㎡となった。
上位 2 駅(戸倉駅、上田駅)は +120.9 %(単価 +13.4 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(小諸駅、中軽井沢駅)は -21.5 %(単価 -4.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 24.6 年 → 2022年 19.8 年、-19.6 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 18.4 分 → 2022年 11.2 分、-38.9 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 59.1 % → 2022年 33.3 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった軽井沢駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は84.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +63.8%( +32.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2021年)に比べて -15.4%( -2件/㎡)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小諸駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は6.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -23.1%( -1.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
しなの鉄道線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
軽井沢駅 | 84.1万/㎡ (14.4年/80.5㎡) | 51.3万/㎡ (23.4年/77.3㎡) | - |
中軽井沢駅 | 25.2万/㎡ (31.8年/53.8㎡) | 31.5万/㎡ (25.3年/88.8㎡) | - |
信濃追分駅 | 22.7万/㎡ (30.3年/110㎡) | - | - |
御代田駅 | 29.7万/㎡ (14.6年/70.0㎡) | 30.6万/㎡ (18.9年/71.7㎡) | - |
小諸駅 | 6.2万/㎡ (41.3年/65.0㎡) | 8.0万/㎡ (31.3年/50.0㎡) | - |
大屋駅 | - | - | - |
信濃国分寺駅 | - | 16.0万/㎡ (30.3年/25.0㎡) | 15.6万/㎡ (29.3年/25.0㎡) |
上田駅 | 34.2万/㎡ (18.5年/73.8㎡) | 16.2万/㎡ (30.3年/52.5㎡) | 4.2万/㎡ (29.3年/50.0㎡) |
戸倉駅 | 15.4万/㎡ (0年/65.0㎡) | 6.7万/㎡ (30.3年/105㎡) | - |
篠ノ井駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
戸倉駅 15.4 万/㎡(昨年同期比 +130.8 %)
戸倉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +130.8%( +8.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 105.0 ㎡から -38.1 %減)。
上田駅 34.2 万/㎡(昨年同期比 +110.9 %)
上田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +110.9%( +18.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 18.5年(昨年 30.3年から -38.8 %減)。平均専有面積は 73.8 ㎡ (昨年 52.5 ㎡から +40.5 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 30.3 年 → 2022年 18.5 年、-38.8 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 30.0 分 → 2022年 9.5 分、-68.3 %と大きく減少)
小諸駅 6.2 万/㎡(昨年同期比 -23.1 %)
小諸駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は6.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -23.1%( -1.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 41.3年(昨年 31.3年から +32.0 %増)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 50.0 ㎡から +30.0 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 31.3 年 → 2022年 41.3 年、+32.0 %と大きく増加)
中軽井沢駅 25.2 万/㎡(昨年同期比 -19.9 %)
中軽井沢駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -19.9%( -6.3万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 31.8年(昨年 25.3年から +25.7 %増)。平均専有面積は 53.8 ㎡ (昨年 88.8 ㎡から -39.4 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 25.3 年 → 2022年 31.8 年、+25.7 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 % → 2022年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示