【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年1月〜12月期のJR上越線 (高崎駅～上牧駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -6.3％( -1.8万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 113 件(１年前(2021年)に比べて +8.7％( +9件/㎡)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 24.1年(昨年 22.0年から +9.5 ％増)。平均専有面積は 59.7 ㎡ (昨年 62.2 ㎡から -4.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。新前橋駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは新前橋駅で昨年に比べ +10.3 ％、単価は 14.9 万円/㎡となった。
上位 1 駅(新前橋駅)は +10.3 ％(単価 +1.4 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(井野駅)は -6.6 ％(単価 -0.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 4.9 ％ → 2022年 2.7 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 52.0 ％ → 2022年 58.4 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 16.5 ％ → 2022年 12.6 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった高崎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -4.3％( -1.5万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 73 件(１年前(2021年)に比べて +1.4％( +1件/㎡)と僅かに増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった井野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -6.6％( -0.6万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| JR上越線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 高崎駅 | 33.1万/㎡ (21.3年/63.9㎡) | 34.6万/㎡ (19.4年/67.7㎡) | 32.0万/㎡ (20.8年/64.4㎡) |
| 高崎問屋町駅 | 18.8万/㎡ (30.6年/60.6㎡) | 19.7万/㎡ (28.0年/65.6㎡) | 20.6万/㎡ (30.4年/65.0㎡) |
| 井野駅 | 8.2万/㎡ (31.3年/47.5㎡) | 8.8万/㎡ (30.3年/50.0㎡) | 13.2万/㎡ (29.0年/50.0㎡) |
| 新前橋駅 | 14.9万/㎡ (28.5年/49.6㎡) | 13.5万/㎡ (28.2年/44.1㎡) | 9.5万/㎡ (29.5年/27.9㎡) |
| 群馬総社駅 | 16.7万/㎡ (32.0年/55.0㎡) | - | 10.8万/㎡ (30.0年/60.0㎡) |
| 上牧駅 | 4.7万/㎡ (31.0年/55.0㎡) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
新前橋駅 14.9 万/㎡(昨年同期比 +10.3 ％)
新前橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +10.3％( +1.4万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 28 件(１年前(2021年)に比べて +21.7％( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.5年(昨年 28.2年から +1.0 ％増)。平均専有面積は 49.6 ㎡ (昨年 44.1 ㎡から +12.5 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 85.7 ％ → 2022年 82.1 ％)
井野駅 8.2 万/㎡(昨年同期比 -6.6 ％)
井野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -6.6％( -0.6万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 31.3年(昨年 30.3年から +3.3 ％増)。平均専有面積は 47.5 ㎡ (昨年 50.0 ㎡から -5.0 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示