【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2020年1月〜12月期のJR上越線 (高崎駅~上牧駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +15.3%( +3.2万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 81 件(1年前(2019年)に比べて +37.3%( +22件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.4年(昨年 25.6年から -4.5 %減)。平均専有面積は 54.8 ㎡ (昨年 53.3 ㎡から +2.7 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。高崎駅、高崎問屋町駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは高崎問屋町駅で昨年に比べ +93.4 %、単価は 20.6 万円/㎡となった。
上位 1 駅(高崎問屋町駅)は +93.4 %(単価 +9.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(新前橋駅)は -34.5 %(単価 -5.0 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2019年 15.7 分 → 2020年 14.0 分、-10.5 %と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 3.4 % → 2020年 7.4 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 12.1 % → 2020年 7.4 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 1.7 % → 2020年 1.2 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった高崎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +27.5%( +6.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 48 件(1年前(2019年)に比べて +23.1%( +9件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新前橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -34.5%( -5.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 21 件(1年前(2019年)に比べて +61.5%( +8件/㎡)と大幅に増加しています。)。
JR上越線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
高崎駅 | 32.0万/㎡ (20.8年/64.4㎡) | 25.1万/㎡ (23.4年/59.7㎡) | 33.6万/㎡ (19.3年/64.6㎡) |
高崎問屋町駅 | 20.6万/㎡ (30.4年/65.0㎡) | 10.6万/㎡ (39.2年/46.4㎡) | 20.6万/㎡ (24.9年/64.3㎡) |
井野駅 | 13.2万/㎡ (29.0年/50.0㎡) | - | 10.0万/㎡ (27.5年/60.0㎡) |
新前橋駅 | 9.5万/㎡ (29.5年/27.9㎡) | 14.5万/㎡ (25.8年/37.7㎡) | 11.0万/㎡ (26.4年/43.8㎡) |
群馬総社駅 | 10.8万/㎡ (30.0年/60.0㎡) | - | - |
上牧駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
高崎問屋町駅 20.6 万/㎡(昨年同期比 +93.4 %)
高崎問屋町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +93.4%( +9.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2019年)に比べて +42.9%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.4年(昨年 39.2年から -22.4 %減)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 46.4 ㎡から +40.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 39.2 年 → 2020年 30.4 年、-22.4 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 83.3 % → 2020年 50.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 5.6 分 → 2020年 11.7 分、+110.0 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 14.3 % → 2020年 10.0 %)
新前橋駅 9.5 万/㎡(昨年同期比 -34.5 %)
新前橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -34.5%( -5.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 21 件(1年前(2019年)に比べて +61.5%( +8件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.5年(昨年 25.8年から +14.1 %増)。平均専有面積は 27.9 ㎡ (昨年 37.7 ㎡から -26.1 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2019年 15.5 分 → 2020年 13.6 分、-11.9 %と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2019年 25.8 年 → 2020年 29.5 年、+14.1 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 84.6 % → 2020年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示