【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年1月〜12月期のJR東北本線 (新白河駅～伊達駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -1.1％( -0.2万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 227 件(１年前(2021年)に比べて +22.0％( +41件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.2年(昨年 22.9年から +10.3 ％増)。平均専有面積は 65.8 ㎡ (昨年 67.2 ㎡から -2.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。南福島駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは南福島駅で昨年に比べ +28.7 ％、単価は 18.7 万円/㎡となった。
上位 1 駅(南福島駅)は +28.7 ％(単価 +4.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(福島駅)は -4.8 ％(単価 -1.2 万円/㎡)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 22.9 年 → 2022年 25.2 年、+10.3 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 52.5 ％ → 2022年 66.4 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 9.0 ％ → 2022年 3.7 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった福島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -4.8％( -1.2万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 79 件(１年前(2021年)に比べて +29.5％( +18件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった南福島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +28.7％( +4.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR東北本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新白河駅 | - | - | - |
| 安積永盛駅 | - | - | - |
| 郡山駅 | 21.9万/㎡ (25.2年/64.8㎡) | 21.8万/㎡ (23.1年/67.4㎡) | 21.4万/㎡ (23.1年/61.5㎡) |
| 二本松駅 | 27.8万/㎡ (15.4年/80.0㎡) | - | - |
| 南福島駅 | 18.7万/㎡ (23.5年/75.0㎡) | 14.5万/㎡ (30.5年/20.0㎡) | 16.7万/㎡ (25.1年/40.0㎡) |
| 福島駅 | 23.2万/㎡ (25.5年/67.2㎡) | 24.4万/㎡ (22.3年/67.5㎡) | 24.3万/㎡ (22.4年/63.5㎡) |
| 伊達駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
南福島駅 18.7 万/㎡(昨年同期比 +28.7 ％)
南福島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +28.7％( +4.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 23.5年(昨年 30.5年から -22.9 ％減)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 20.0 ㎡から +275.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 30.5 年 → 2022年 23.5 年、-22.9 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 5.0 分 → 2022年 1.0 分、-80.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
福島駅 23.2 万/㎡(昨年同期比 -4.8 ％)
福島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -4.8％( -1.2万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 79 件(１年前(2021年)に比べて +29.5％( +18件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.5年(昨年 22.3年から +14.2 ％増)。平均専有面積は 67.2 ㎡ (昨年 67.5 ㎡から -0.4 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 22.3 年 → 2022年 25.5 年、+14.2 ％と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2021年 12.5 分 → 2022年 14.4 分、+15.0 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 49.2 ％ → 2022年 64.6 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 19.3 ％ → 2022年 5.6 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示