【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年10月〜12月期のJR香椎線 (西戸崎駅~宇美駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +12.3%( +2.9万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 53 件(1年前(2020年)に比べて +152.4%( +32件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.5年(昨年 26.4年から -18.4 %減)。平均専有面積は 76.3 ㎡ (昨年 63.6 ㎡から +20.1 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。和白駅、香椎駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは香椎駅で昨年に比べ +46.8 %、単価は 34.0 万円/㎡となった。
上位 2 駅(香椎駅、和白駅)は +38.3 %(単価 +7.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(舞松原駅、奈多駅)は -24.8 %(単価 -7.9 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 26.4 年 → 2021年 21.5 年、-18.4 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 85.7 % → 2021年 58.5 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 8.0 分 → 2021年 11.3 分、+41.9 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 28.6 % → 2021年 1.9 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった香椎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +46.8%( +10.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2020年)に比べて +160.0%( +8件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった舞松原駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -45.4%( -14.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。
JR香椎線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
西戸崎駅 | 20.0万/㎡ (20.3年/80.0㎡) | 19.2万/㎡ (20.3年/65.0㎡) | 9.2万/㎡ (20.8年/85.0㎡) |
雁ノ巣駅 | - | - | - |
奈多駅 | 25.5万/㎡ (22.8年/72.0㎡) | 26.7万/㎡ (25.8年/60.0㎡) | 17.4万/㎡ (28.1年/83.3㎡) |
和白駅 | 22.0万/㎡ (27.1年/72.5㎡) | 16.9万/㎡ (28.3年/56.2㎡) | - |
香椎駅 | 34.0万/㎡ (19.0年/69.2㎡) | 23.1万/㎡ (31.0年/58.0㎡) | - |
香椎神宮駅 | - | - | - |
舞松原駅 | 17.5万/㎡ (31.4年/64.0㎡) | 32.1万/㎡ (28.0年/68.0㎡) | 21.5万/㎡ (24.8年/67.5㎡) |
土井駅 | 25.8万/㎡ (23.9年/81.9㎡) | 22.1万/㎡ (20.0年/72.5㎡) | 21.2万/㎡ (25.8年/57.5㎡) |
伊賀駅 | 35.3万/㎡ (9.8年/85.0㎡) | - | - |
長者原駅 | 30.2万/㎡ (17.8年/84.0㎡) | - | - |
酒殿駅 | 21.1万/㎡ (22.8年/90.0㎡) | - | - |
須恵駅 | 29.4万/㎡ (6.8年/80.0㎡) | - | - |
須恵中央駅 | 18.8万/㎡ (21.3年/92.5㎡) | - | - |
宇美駅 | 17.9万/㎡ (20.8年/95.0㎡) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
香椎駅 34.0 万/㎡(昨年同期比 +46.8 %)
香椎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +46.8%( +10.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2020年)に比べて +160.0%( +8件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.0年(昨年 31.0年から -38.7 %減)。平均専有面積は 69.2 ㎡ (昨年 58.0 ㎡から +19.4 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 31.0 年 → 2021年 19.0 年、-38.7 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 30.8 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 8.4 分 → 2021年 16.8 分、+99.6 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 15.4 %)
和白駅 22.0 万/㎡(昨年同期比 +29.8 %)
和白駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +29.8%( +5.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて +50.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.1年(昨年 28.3年から -4.1 %減)。平均専有面積は 72.5 ㎡ (昨年 56.2 ㎡から +28.9 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 8.2 分 → 2021年 6.8 分、-17.2 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 83.3 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 33.3 %)
舞松原駅 17.5 万/㎡(昨年同期比 -45.4 %)
舞松原駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -45.4%( -14.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 31.4年(昨年 28.0年から +12.2 %増)。平均専有面積は 64.0 ㎡ (昨年 68.0 ㎡から -5.9 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 100.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 28.0 年 → 2021年 31.4 年、+12.2 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 3.8 分 → 2021年 10.2 分、+168.4 %と大きく増加)
奈多駅 25.5 万/㎡(昨年同期比 -4.3 %)
奈多駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -4.3%( -1.1万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +400.0%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.8年(昨年 25.8年から -11.7 %減)。平均専有面積は 72.0 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から +20.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 25.8 年 → 2021年 22.8 年、-11.7 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 60.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 5.0 分 → 2021年 9.4 分、+88.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示