【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年1月〜12月期のJR篠栗線 (篠栗駅~吉塚駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -29.2%( -11.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 141 件(1年前(2020年)に比べて +166.0%( +88件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.8年(昨年 19.3年から +23.2 %増)。平均専有面積は 66.3 ㎡ (昨年 53.9 ㎡から +23.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。柚須駅は、昨年から 10 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは吉塚駅で昨年に比べ -25.7 %、単価は 34.4 万円/㎡となった。
上位 1 駅(柚須駅)は -6.6 %(単価 -1.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(吉塚駅)は -25.7 %(単価 -11.9 万円/㎡)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 19.3 年 → 2021年 23.8 年、+23.2 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2020年 9.2 分 → 2021年 10.6 分、+15.8 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 54.7 % → 2021年 59.6 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 17.0 % → 2021年 15.0 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった吉塚駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -25.7%( -11.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 56 件(1年前(2020年)に比べて +55.6%( +20件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった柚須駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -6.6%( -1.6万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 58 件(1年前(2020年)に比べて +241.2%( +41件/㎡)と大幅に増加しています。)。
JR篠栗線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
篠栗駅 | 20.4万/㎡ (25.7年/74.1㎡) | - | - |
門松駅 | 22.7万/㎡ (20.8年/81.7㎡) | - | - |
長者原駅 | 28.7万/㎡ (17.1年/82.3㎡) | - | - |
原町駅 | 29.9万/㎡ (16.8年/77.5㎡) | - | - |
柚須駅 | 22.9万/㎡ (26.5年/67.0㎡) | 24.6万/㎡ (23.4年/63.8㎡) | 17.8万/㎡ (27.4年/56.8㎡) |
吉塚駅 | 34.4万/㎡ (22.3年/59.6㎡) | 46.3万/㎡ (17.4年/49.2㎡) | 45.7万/㎡ (15.5年/49.1㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
柚須駅 22.9 万/㎡(昨年同期比 -6.6 %)
柚須駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -6.6%( -1.6万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 58 件(1年前(2020年)に比べて +241.2%( +41件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.5年(昨年 23.4年から +13.6 %増)。平均専有面積は 67.0 ㎡ (昨年 63.8 ㎡から +4.9 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 76.5 % → 2021年 74.1 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 23.4 年 → 2021年 26.5 年、+13.6 %と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 5.9 % → 2021年 3.5 %)
吉塚駅 34.4 万/㎡(昨年同期比 -25.7 %)
吉塚駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -25.7%( -11.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 56 件(1年前(2020年)に比べて +55.6%( +20件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.3年(昨年 17.4年から +28.1 %増)。平均専有面積は 59.6 ㎡ (昨年 49.2 ㎡から +21.3 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 22.2 % → 2021年 26.8 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 17.4 年 → 2021年 22.3 年、+28.1 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2020年 7.1 分 → 2021年 8.3 分、+16.8 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 44.4 % → 2021年 48.2 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 5.6 % → 2021年 1.8 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示