【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年1月〜3月期のJR篠栗線 (篠栗駅～吉塚駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -45.5％( -21.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 40 件(１年前(2020年)に比べて +53.8％( +14件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.2年(昨年 16.4年から +47.7 ％増)。平均専有面積は 64.5 ㎡ (昨年 46.3 ㎡から +39.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。
上位 1 駅(柚須駅)は -20.2 ％(単価 -4.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(吉塚駅)は -39.9 ％(単価 -22.6 万円/㎡)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 16.4 年 → 2021年 24.2 年、+47.7 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 8.5 分 → 2021年 10.5 分、+24.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 42.3 ％ → 2021年 52.5 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 19.2 ％ → 2021年 15.4 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった吉塚駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -39.9％( -22.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 18 件(１年前(2020年)に比べて -5.3％( -1件/㎡)と弱含みに推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった柚須駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -20.2％( -4.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 18 件(１年前(2020年)に比べて +157.1％( +11件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| JR篠栗線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 篠栗駅 | 10.7万/㎡ (30.0年/45.0㎡) | - | - |
| 門松駅 | - | - | - |
| 長者原駅 | 26.2万/㎡ (17.5年/80.0㎡) | - | - |
| 原町駅 | 22.5万/㎡ (26.0年/80.0㎡) | - | - |
| 柚須駅 | 19.1万/㎡ (29.9年/64.7㎡) | 23.9万/㎡ (23.3年/66.4㎡) | 16.6万/㎡ (29.8年/45.0㎡) |
| 吉塚駅 | 34.0万/㎡ (18.8年/62.8㎡) | 56.5万/㎡ (13.8年/38.9㎡) | 34.0万/㎡ (19.6年/60.7㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
柚須駅 19.1 万/㎡(昨年同期比 -20.2 ％)
柚須駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -20.2％( -4.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 18 件(１年前(2020年)に比べて +157.1％( +11件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.9年(昨年 23.3年から +28.1 ％増)。平均専有面積は 64.7 ㎡ (昨年 66.4 ㎡から -2.6 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 23.3 年 → 2021年 29.9 年、+28.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2020年 71.4 ％ → 2021年 72.2 ％)
吉塚駅 34.0 万/㎡(昨年同期比 -39.9 ％)
吉塚駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -39.9％( -22.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 18 件(１年前(2020年)に比べて -5.3％( -1件/㎡)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 18.8年(昨年 13.8年から +36.2 ％増)。平均専有面積は 62.8 ㎡ (昨年 38.9 ㎡から +61.2 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 5.3 ％ → 2021年 5.6 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 13.8 年 → 2021年 18.8 年、+36.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2020年 6.8 分 → 2021年 7.6 分、+11.2 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 26.3 ％ → 2021年 22.2 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示