【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜3月期のJR日豊本線 (小倉駅～築城駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +12.5％( +2.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 38 件(１年前(2023年)に比べて -60.4％( -58件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.1年(昨年 26.3年から -4.2 ％減)。平均専有面積は 72.2 ㎡ (昨年 70.6 ㎡から +2.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。西小倉駅、南小倉駅、下曽根駅、行橋駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは行橋駅で昨年に比べ +95.4 ％、単価は 23.8 万円/㎡となった。
上位 2 駅(行橋駅、西小倉駅)は +68.1 ％(単価 +11.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(城野駅、安部山公園駅)は -38.5 ％(単価 -9.3 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.4 ％ → 2024年 8.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 14.0 ％ → 2024年 15.8 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 3.2 ％ → 2024年 2.6 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西小倉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +40.9％( +10.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -73.7％( -14件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった城野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -41.7％( -6.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -81.8％( -9件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| JR日豊本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小倉駅 | 18.6万/㎡ (35.5年/44.2㎡) | 17.2万/㎡ (28.5年/65.0㎡) | 20.0万/㎡ (26.7年/69.7㎡) |
| 西小倉駅 | 36.6万/㎡ (17.0年/86.0㎡) | 26.0万/㎡ (22.7年/82.9㎡) | 29.0万/㎡ (16.3年/87.9㎡) |
| 南小倉駅 | 22.6万/㎡ (23.4年/79.4㎡) | 18.6万/㎡ (28.2年/64.3㎡) | 19.7万/㎡ (24.2年/70.2㎡) |
| 城野駅 | 9.3万/㎡ (35.0年/70.0㎡) | 15.9万/㎡ (32.2年/72.7㎡) | 25.3万/㎡ (22.4年/155㎡) |
| 安部山公園駅 | 21.9万/㎡ (18.0年/80.0㎡) | 33.8万/㎡ (5.0年/65.0㎡) | 25.0万/㎡ (11.5年/83.8㎡) |
| 下曽根駅 | 21.8万/㎡ (21.8年/68.8㎡) | 18.1万/㎡ (23.7年/73.8㎡) | 23.6万/㎡ (19.0年/77.7㎡) |
| 朽網駅 | 6.7万/㎡ (37.0年/62.5㎡) | - | - |
| 苅田駅 | - | 18.8万/㎡ (16.0年/80.0㎡) | - |
| 行橋駅 | 23.8万/㎡ (16.0年/80.0㎡) | 12.2万/㎡ (27.0年/65.0㎡) | - |
| 築城駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
行橋駅 23.8 万/㎡(昨年同期比 +95.4 ％)
行橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +95.4％( +11.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.0年(昨年 27.0年から -40.7 ％減)。平均専有面積は 80.0 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +23.1 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 27.0 年 → 2024年 16.0 年、-40.7 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 7.0 分 → 2024年 5.0 分、-28.6 ％と大きく減少)
西小倉駅 36.6 万/㎡(昨年同期比 +40.9 ％)
西小倉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +40.9％( +10.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -73.7％( -14件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.0年(昨年 22.7年から -25.0 ％減)。平均専有面積は 86.0 ㎡ (昨年 82.9 ㎡から +3.7 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 22.7 年 → 2024年 17.0 年、-25.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 11.1 ％ → 2024年 40.0 ％)
城野駅 9.3 万/㎡(昨年同期比 -41.7 ％)
城野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -41.7％( -6.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -81.8％( -9件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 35.0年(昨年 32.2年から +8.8 ％増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 72.7 ㎡から -3.8 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 12.4 分 → 2024年 14.0 分、+13.2 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 27.3 ％ → 2024年 50.0 ％)
安部山公園駅 21.9 万/㎡(昨年同期比 -35.2 ％)
安部山公園駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -35.2％( -11.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 18.0年(昨年 5.0年から +260.1 ％増)。平均専有面積は 80.0 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +23.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 14.0 分 → 2024年 8.5 分、-39.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 5.0 年 → 2024年 18.0 年、+260.1 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示