【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年4月〜6月期の山陽新幹線 (小倉駅～博多駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -6.6％( -2.4万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 77 件(１年前(2020年)に比べて +57.1％( +28件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.0年(昨年 20.5年から +26.6 ％増)。平均専有面積は 41.4 ㎡ (昨年 43.0 ㎡から -3.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。小倉駅、博多駅は、昨年から 5 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは博多駅で昨年に比べ -18.4 ％、単価は 36.3 万円/㎡となった。
上位 1 駅(小倉駅)は -13.6 ％(単価 -2.4 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(博多駅)は -18.4 ％(単価 -8.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 15.9 分 → 2021年 13.3 分、-16.1 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 20.5 年 → 2021年 26.0 年、+26.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 41.7 ％ → 2021年 57.3 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 6.2 ％ → 2021年 12.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった博多駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -18.4％( -8.2万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 66 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +33件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小倉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -13.6％( -2.4万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 11 件(１年前(2020年)に比べて -31.2％( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 山陽新幹線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小倉駅 | 14.9万/㎡ (29.4年/70.0㎡) | 17.3万/㎡ (25.1年/62.2㎡) | 20.8万/㎡ (22.5年/61.4㎡) |
| 博多駅 | 36.3万/㎡ (25.4年/36.6㎡) | 44.5万/㎡ (18.4年/33.6㎡) | 41.6万/㎡ (20.6年/39.6㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
小倉駅 14.9 万/㎡(昨年同期比 -13.6 ％)
小倉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -13.6％( -2.4万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 11 件(１年前(2020年)に比べて -31.2％( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.4年(昨年 25.1年から +16.8 ％増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 62.2 ㎡から +12.6 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 ％ → 2021年 9.1 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 25.1 年 → 2021年 29.4 年、+16.8 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 ％ → 2021年 63.6 ％)
博多駅 36.3 万/㎡(昨年同期比 -18.4 ％)
博多駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -18.4％( -8.2万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 66 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +33件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.4年(昨年 18.4年から +37.9 ％増)。平均専有面積は 36.6 ㎡ (昨年 33.6 ㎡から +8.8 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 18.4 年 → 2021年 25.4 年、+37.9 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 45.5 ％ → 2021年 56.2 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示