【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年4月〜6月期の九州新幹線 (博多駅~久留米駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は41.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +24.2%( +8.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 75 件(1年前(2021年)に比べて -11.8%( -10件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 22.1年(昨年 25.2年から -12.0 %減)。平均専有面積は 37.4 ㎡ (昨年 46.5 ㎡から -19.6 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。博多駅、久留米駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは博多駅で昨年に比べ +19.6 %、単価は 43.4 万円/㎡となった。
上位 1 駅(博多駅)は +19.6 %(単価 +7.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(久留米駅)は +14.4 %(単価 +3.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 25.2 年 → 2022年 22.1 年、-12.0 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 59.0 % → 2022年 42.5 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.4 % → 2022年 4.1 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 9.6 % → 2022年 12.3 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった博多駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は43.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +19.6%( +7.1万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 67 件(1年前(2021年)に比べて +1.5%( +1件/㎡)と僅かに増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった久留米駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +14.4%( +3.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 8 件(1年前(2021年)に比べて -57.9%( -11件/㎡)と大幅に減少しています。)。
九州新幹線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
博多駅 | 43.4万/㎡ (22.4年/33.0㎡) | 36.3万/㎡ (25.4年/36.6㎡) | 44.5万/㎡ (18.4年/33.6㎡) |
久留米駅 | 27.8万/㎡ (19.8年/74.4㎡) | 24.3万/㎡ (24.4年/81.1㎡) | 11.9万/㎡ (28.8年/35.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
博多駅 43.4 万/㎡(昨年同期比 +19.6 %)
博多駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は43.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +19.6%( +7.1万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 67 件(1年前(2021年)に比べて +1.5%( +1件/㎡)と僅かに増加しています。)。
平均築年数は 22.4年(昨年 25.4年から -11.8 %減)。平均専有面積は 33.0 ㎡ (昨年 36.6 ㎡から -9.9 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 25.4 年 → 2022年 22.4 年、-11.8 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 56.2 % → 2022年 40.9 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.5 % → 2022年 4.5 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 12.5 % → 2022年 13.6 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 3.1 % → 2022年 3.0 %)
久留米駅 27.8 万/㎡(昨年同期比 +14.4 %)
久留米駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +14.4%( +3.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 8 件(1年前(2021年)に比べて -57.9%( -11件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.8年(昨年 24.4年から -18.6 %減)。平均専有面積は 74.4 ㎡ (昨年 81.1 ㎡から -8.2 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 24.4 年 → 2022年 19.8 年、-18.6 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 15.6 分 → 2022年 8.9 分、-43.2 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 10.5 % → 2022年 25.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示