【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2019年1月〜3月期の九州新幹線 (博多駅～久留米駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2018年)に比べて +2.3％( +0.8万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 42 件(１年前(2018年)に比べて +10.5％( +4件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 22.1年(昨年 19.4年から +14.1 ％増)。平均専有面積は 37.0 ㎡ (昨年 38.2 ㎡から -3.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。久留米駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは久留米駅で昨年に比べ +25.1 ％、単価は 21.1 万円/㎡となった。
上位 1 駅(久留米駅)は +25.1 ％(単価 +4.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(博多駅)は -3.9 ％(単価 -1.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 44.7 ％ → 2019年 43.9 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2018年 19.4 年 → 2019年 22.1 年、+14.1 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 2.6 ％ → 2019年 9.8 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 15.8 ％ → 2019年 4.8 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった博多駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2018年)に比べて -3.9％( -1.5万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 36 件(１年前(2018年)に比べて +20.0％( +6件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった久留米駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2018年)に比べて +25.1％( +4.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2018年)に比べて -25.0％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 九州新幹線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 博多駅 | 36.8万/㎡ (22.2年/32.8㎡) | 38.3万/㎡ (18.3年/35.5㎡) | 36.8万/㎡ (17.5年/37.7㎡) |
| 久留米駅 | 21.1万/㎡ (21.3年/62.5㎡) | 16.9万/㎡ (23.3年/48.1㎡) | 11.5万/㎡ (25.4年/71.7㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
久留米駅 21.1 万/㎡(昨年同期比 +25.1 ％)
久留米駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2018年)に比べて +25.1％( +4.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2018年)に比べて -25.0％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.3年(昨年 23.3年から -8.2 ％減)。平均専有面積は 62.5 ㎡ (昨年 48.1 ㎡から +29.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2018年 8.8 分 → 2019年 7.5 分、-14.3 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 75.0 ％ → 2019年 66.7 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 25.0 ％ → 2019年 16.7 ％)
博多駅 36.8 万/㎡(昨年同期比 -3.9 ％)
博多駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2018年)に比べて -3.9％( -1.5万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 36 件(１年前(2018年)に比べて +20.0％( +6件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.2年(昨年 18.3年から +21.2 ％増)。平均専有面積は 32.8 ㎡ (昨年 35.5 ㎡から -7.7 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 18.3 年 → 2019年 22.2 年、+21.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 3.3 ％ → 2019年 11.4 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2018年 36.7 ％ → 2019年 40.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示