【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年7月〜9月期の北九州高速鉄道 (小倉駅~企救丘駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +5.2%( +1.0万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 55 件(1年前(2020年)に比べて +71.9%( +23件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.4年(昨年 24.5年から +3.4 %増)。平均専有面積は 75.5 ㎡ (昨年 75.6 ㎡から -0.2 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。小倉駅、城野駅、守恒駅、企救丘駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは守恒駅で昨年に比べ +74.4 %、単価は 25.6 万円/㎡となった。
上位 2 駅(守恒駅、城野駅)は +65.0 %(単価 +8.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(片野駅、香春口三萩野駅)は -26.7 %(単価 -6.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 17.8 分 → 2021年 11.6 分、-34.8 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 3.1 % → 2021年 20.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 66.7 % → 2021年 38.2 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 6.2 % → 2021年 3.6 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 6.7 % → 2021年 1.8 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった小倉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +27.7%( +5.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2020年)に比べて -29.4%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった片野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -56.6%( -13.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて +166.7%( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
北九州高速鉄道 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
小倉駅 | 25.9万/㎡ (22.2年/82.9㎡) | 20.3万/㎡ (23.3年/79.7㎡) | 24.4万/㎡ (23.6年/73.9㎡) |
平和通駅 | 5.0万/㎡ (48.5年/60.0㎡) | - | 47.7万/㎡ (12.5年/65.0㎡) |
旦過駅 | - | - | - |
香春口三萩野駅 | 20.6万/㎡ (24.0年/77.1㎡) | 19.9万/㎡ (21.5年/70.0㎡) | - |
片野駅 | 10.1万/㎡ (34.7年/55.6㎡) | 23.2万/㎡ (18.2年/65.0㎡) | 11.2万/㎡ (32.5年/51.7㎡) |
城野駅 | 16.0万/㎡ (26.7年/85.0㎡) | 10.3万/㎡ (33.5年/75.0㎡) | 9.1万/㎡ (0年/55.0㎡) |
北方駅 | 11.7万/㎡ (31.5年/70.0㎡) | - | 14.0万/㎡ (27.0年/45.0㎡) |
競馬場前駅 | - | 9.1万/㎡ (36.5年/65.0㎡) | 9.3万/㎡ (30.5年/15.0㎡) |
守恒駅 | 25.6万/㎡ (19.8年/74.4㎡) | 14.7万/㎡ (31.0年/75.0㎡) | 41.4万/㎡ (4.5年/70.0㎡) |
徳力公団前駅 | - | 19.0万/㎡ (26.0年/81.7㎡) | 13.5万/㎡ (26.0年/72.5㎡) |
徳力嵐山口駅 | 20.3万/㎡ (21.5年/78.3㎡) | 18.6万/㎡ (23.5年/70.0㎡) | - |
志井駅 | - | - | - |
企救丘駅 | 21.0万/㎡ (25.0年/78.8㎡) | 15.3万/㎡ (28.5年/62.5㎡) | 15.5万/㎡ (27.5年/70.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
守恒駅 25.6 万/㎡(昨年同期比 +74.4 %)
守恒駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +74.4%( +10.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて +300.0%( +6件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.8年(昨年 31.0年から -36.3 %減)。平均専有面積は 74.4 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から -0.8 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 31.0 年 → 2021年 19.8 年、-36.3 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 50.0 %)
城野駅 16.0 万/㎡(昨年同期比 +55.5 %)
城野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +55.5%( +5.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて +500.0%( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.7年(昨年 33.5年から -20.4 %減)。平均専有面積は 85.0 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から +13.3 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 33.5 年 → 2021年 26.7 年、-20.4 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 50.0 %)
片野駅 10.1 万/㎡(昨年同期比 -56.6 %)
片野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -56.6%( -13.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて +166.7%( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 34.7年(昨年 18.2年から +90.6 %増)。平均専有面積は 55.6 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から -14.4 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 10.7 分 → 2021年 4.5 分、-57.8 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 66.7 % → 2021年 37.5 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 18.2 年 → 2021年 34.7 年、+90.6 %と大きく増加)
香春口三萩野駅 20.6 万/㎡(昨年同期比 +3.2 %)
香春口三萩野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +3.2%( +0.6万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2020年)に比べて +500.0%( +10件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.0年(昨年 21.5年から +11.6 %増)。平均専有面積は 77.1 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から +10.1 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 9.0 分 → 2021年 6.2 分、-31.5 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 8.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 21.5 年 → 2021年 24.0 年、+11.6 %と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示