【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜6月期の箱根登山鉄道鋼索線 (強羅駅~上強羅駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +13.9%( +2.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 14 件(1年前(2023年)に比べて -41.7%( -10件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.0年(昨年 29.9年から -6.4 %減)。平均専有面積は 68.2 ㎡ (昨年 71.0 ㎡から -4.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。強羅駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは強羅駅で昨年に比べ +16.0 %、単価は 30.1 万円/㎡となった。
上位 1 駅(強羅駅)は +16.0 %(単価 +4.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(上強羅駅)は -3.8 %(単価 -0.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 6.2 分 → 2024年 4.6 分、-26.5 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 70.0 % → 2024年 77.8 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 87.5 % → 2024年 92.9 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった強羅駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +16.0%( +4.2万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2023年)に比べて -33.3%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった上強羅駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -3.8%( -0.4万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -25.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
箱根登山鉄道鋼索線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
強羅駅 | 30.1万/㎡ (23.8年/63.3㎡) | 26.0万/㎡ (27.2年/62.8㎡) | 29.5万/㎡ (22.4年/67.5㎡) |
公園下駅 | - | - | - |
中強羅駅 | 16.4万/㎡ (29.0年/73.0㎡) | 15.0万/㎡ (30.5年/74.5㎡) | 14.3万/㎡ (30.9年/82.5㎡) |
上強羅駅 | 9.0万/㎡ (34.7年/70.0㎡) | 9.3万/㎡ (34.0年/80.0㎡) | 10.4万/㎡ (32.4年/80.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
強羅駅 30.1 万/㎡(昨年同期比 +16.0 %)
強羅駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +16.0%( +4.2万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2023年)に比べて -33.3%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.8年(昨年 27.2年から -12.8 %減)。平均専有面積は 63.3 ㎡ (昨年 62.8 ㎡から +0.9 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 27.2 年 → 2024年 23.8 年、-12.8 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 10.6 分 → 2024年 4.0 分、-62.3 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 % → 2024年 100.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 66.7 % → 2024年 83.3 %)
上強羅駅 9.0 万/㎡(昨年同期比 -3.8 %)
上強羅駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -3.8%( -0.4万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -25.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.7年(昨年 34.0年から +2.0 %増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 80.0 ㎡から -12.5 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 5.0 分 → 2024年 4.3 分、-13.3 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示