【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年1月〜12月期の熊本電鉄藤崎線 (藤崎宮前駅~北熊本駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて -15.4%( -3.9万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 22 件(1年前(2022年)に比べて +29.4%( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.5年(昨年 19.7年から +34.5 %増)。平均専有面積は 53.2 ㎡ (昨年 72.1 ㎡から -26.2 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。北熊本駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは北熊本駅で昨年に比べ +26.2 %、単価は 32.1 万円/㎡となった。
上位 1 駅(北熊本駅)は +26.2 %(単価 +6.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(藤崎宮前駅)は -26.2 %(単価 -7.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 7.9 分 → 2023年 6.6 分、-16.4 %と減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 5.9 % → 2023年 27.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 19.7 年 → 2023年 26.5 年、+34.5 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 5.9 % → 2023年 20.0 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 41.2 % → 2023年 13.6 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった北熊本駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +26.2%( +6.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて +50.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった黒髪町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +5.5%( +0.7万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
熊本電鉄藤崎線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
藤崎宮前駅 | 20.2万/㎡ (28.6年/48.6㎡) | 27.4万/㎡ (19.8年/73.8㎡) | 19.3万/㎡ (29.1年/65.7㎡) |
黒髪町駅 | 13.8万/㎡ (34.0年/65.0㎡) | 13.1万/㎡ (25.9年/65.0㎡) | 12.2万/㎡ (30.7年/30.0㎡) |
北熊本駅 | 32.1万/㎡ (12.7年/76.7㎡) | 25.4万/㎡ (12.8年/67.5㎡) | 17.8万/㎡ (28.5年/80.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
北熊本駅 32.1 万/㎡(昨年同期比 +26.2 %)
北熊本駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +26.2%( +6.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて +50.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 12.7年(昨年 12.8年から -0.6 %減)。平均専有面積は 76.7 ㎡ (昨年 67.5 ㎡から +13.6 %増)。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 % → 2023年 66.7 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 5.5 分 → 2023年 6.7 分、+21.2 %と大きく増加)
藤崎宮前駅 20.2 万/㎡(昨年同期比 -26.2 %)
藤崎宮前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて -26.2%( -7.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 18 件(1年前(2022年)に比べて +38.5%( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.6年(昨年 19.8年から +44.4 %増)。平均専有面積は 48.6 ㎡ (昨年 73.8 ㎡から -34.2 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 8.1 分 → 2023年 6.9 分、-14.7 %と減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 7.7 % → 2023年 27.8 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 19.8 年 → 2023年 28.6 年、+44.4 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 7.7 % → 2023年 25.0 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 38.5 % → 2023年 16.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示