【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜3月期のJR宇都宮線 (野木駅~黒磯駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -12.1%( -3.4万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 42 件(1年前(2023年)に比べて -85.6%( -250件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.4年(昨年 20.8年から +12.8 %増)。平均専有面積は 70.1 ㎡ (昨年 69.5 ㎡から +0.9 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。那須塩原駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは那須塩原駅で昨年に比べ +33.5 %、単価は 18.5 万円/㎡となった。
上位 1 駅(那須塩原駅)は +33.5 %(単価 +4.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(間々田駅)は -44.4 %(単価 -2.7 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 15.0 分 → 2024年 13.2 分、-11.7 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 48.8 % → 2024年 38.1 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 20.8 年 → 2024年 23.4 年、+12.8 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 3.1 % → 2024年 9.5 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 18.1 % → 2024年 10.8 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった宇都宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -11.1%( -3.4万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 29 件(1年前(2023年)に比べて -86.5%( -186件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった間々田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は3.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -44.4%( -2.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
JR宇都宮線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
野木駅 | - | 15.2万/㎡ (31.3年/87.5㎡) | 17.5万/㎡ (30.0年/80.0㎡) |
間々田駅 | 3.3万/㎡ (46.0年/60.0㎡) | 6.0万/㎡ (45.3年/75.0㎡) | 3.6万/㎡ (42.2年/68.0㎡) |
小山駅 | 19.6万/㎡ (28.0年/62.9㎡) | 25.2万/㎡ (22.7年/64.3㎡) | 29.1万/㎡ (19.1年/65.4㎡) |
自治医大駅 | 18.1万/㎡ (32.5年/102㎡) | 15.4万/㎡ (31.2年/80.0㎡) | 18.7万/㎡ (28.5年/78.2㎡) |
雀宮駅 | - | - | 14.4万/㎡ (29.2年/60.0㎡) |
宇都宮駅 | 27.5万/㎡ (21.7年/70.0㎡) | 30.9万/㎡ (19.0年/70.7㎡) | 31.1万/㎡ (18.8年/71.1㎡) |
岡本駅 | - | - | - |
氏家駅 | - | - | - |
片岡駅 | - | 6.7万/㎡ (30.0年/90.0㎡) | - |
西那須野駅 | - | 14.8万/㎡ (24.4年/60.0㎡) | 8.3万/㎡ (27.5年/40.5㎡) |
那須塩原駅 | 18.5万/㎡ (16.0年/70.0㎡) | 13.8万/㎡ (34.0年/46.2㎡) | 13.5万/㎡ (25.1年/58.3㎡) |
黒磯駅 | - | 22.0万/㎡ (15.3年/68.3㎡) | 19.5万/㎡ (14.5年/75.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
那須塩原駅 18.5 万/㎡(昨年同期比 +33.5 %)
那須塩原駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +33.5%( +4.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -25.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.0年(昨年 34.0年から -52.9 %減)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 46.2 ㎡から +51.4 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 34.0 年 → 2024年 16.0 年、-52.9 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 11.5 分 → 2024年 13.3 分、+15.9 %と増加)
間々田駅 3.3 万/㎡(昨年同期比 -44.4 %)
間々田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は3.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -44.4%( -2.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 46.0年(昨年 45.3年から +1.7 %増)。平均専有面積は 60.0 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から -20.0 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示