【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年1月〜3月期のJR常磐線各駅停車 (北千住駅～金町駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は64.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +6.6％( +4.0万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 149 件(１年前(2021年)に比べて +14.6％( +19件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 18.8年(昨年 18.4年から +2.7 ％増)。平均専有面積は 58.8 ㎡ (昨年 60.1 ㎡から -2.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。綾瀬駅、金町駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは綾瀬駅で昨年に比べ +19.6 ％、単価は 55.7 万円/㎡となった。
上位 1 駅(綾瀬駅)は +19.6 ％(単価 +9.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(北千住駅)は -0.7 ％(単価 -0.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.6 ％ → 2022年 5.5 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 37.7 ％ → 2022年 28.5 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 26.0 ％ → 2022年 17.1 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 14.6 ％ → 2022年 6.2 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった北千住駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は78.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -0.7％( -0.6万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 44 件(１年前(2021年)に比べて +4.8％( +2件/㎡)と小幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった綾瀬駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は55.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +19.6％( +9.1万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 25 件(１年前(2021年)に比べて +38.9％( +7件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| JR常磐線各駅停車 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 北千住駅 | 78.7万/㎡ (16.5年/54.2㎡) | 79.3万/㎡ (14.3年/61.3㎡) | 94.3万/㎡ (8.9年/46.6㎡) |
| 綾瀬駅 | 55.7万/㎡ (22.3年/56.6㎡) | 46.6万/㎡ (21.5年/48.1㎡) | 63.5万/㎡ (18.3年/63.8㎡) |
| 亀有駅 | 57.2万/㎡ (20.8年/58.2㎡) | 54.6万/㎡ (20.5年/60.0㎡) | 52.4万/㎡ (21.2年/56.8㎡) |
| 金町駅 | 60.1万/㎡ (18.0年/64.4㎡) | 51.0万/㎡ (19.7年/64.2㎡) | 40.9万/㎡ (26.0年/58.2㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
綾瀬駅 55.7 万/㎡(昨年同期比 +19.6 ％)
綾瀬駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は55.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +19.6％( +9.1万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 25 件(１年前(2021年)に比べて +38.9％( +7件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.3年(昨年 21.5年から +3.9 ％増)。平均専有面積は 56.6 ㎡ (昨年 48.1 ㎡から +17.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 10.4 分 → 2022年 9.2 分、-11.6 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 5.9 ％ → 2022年 20.0 ％)
価格下落要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 ％ → 2022年 8.3 ％)
北千住駅 78.7 万/㎡(昨年同期比 -0.7 ％)
北千住駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は78.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -0.7％( -0.6万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 44 件(１年前(2021年)に比べて +4.8％( +2件/㎡)と小幅に増加しています。)。
平均築年数は 16.5年(昨年 14.3年から +15.6 ％増)。平均専有面積は 54.2 ㎡ (昨年 61.3 ㎡から -11.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.4 ％ → 2022年 4.5 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 4.8 ％ → 2022年 7.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 14.3 年 → 2022年 16.5 年、+15.6 ％と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2021年 8.3 分 → 2022年 9.4 分、+13.3 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 40.5 ％ → 2022年 11.4 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 26.2 ％ → 2022年 4.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示