【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年7月〜9月期のJR八高線 (八王子駅~箱根ケ崎駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は46.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて -3.8%( -1.9万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 58 件(1年前(2022年)に比べて -18.3%( -13件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 22.9年(昨年 19.3年から +18.4 %増)。平均専有面積は 62.8 ㎡ (昨年 52.3 ㎡から +20.3 %増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。東福生駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは東福生駅で昨年に比べ +22.9 %、単価は 28.7 万円/㎡となった。
上位 1 駅(東福生駅)は +22.9 %(単価 +5.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(北八王子駅)は -44.7 %(単価 -19.3 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 11.1 分 → 2023年 9.7 分、-12.9 %と減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 4.3 % → 2023年 12.5 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 19.3 年 → 2023年 22.9 年、+18.4 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 2.9 % → 2023年 9.1 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 41.4 % → 2023年 49.1 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった八王子駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は51.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて -1.8%( -0.9万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 47 件(1年前(2022年)に比べて -21.7%( -13件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて -27.1%( -5.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -66.7%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
JR八高線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
八王子駅 | 51.2万/㎡ (20.5年/62.0㎡) | 52.1万/㎡ (17.8年/50.1㎡) | 37.9万/㎡ (20.2年/55.3㎡) |
北八王子駅 | 23.9万/㎡ (28.5年/75.0㎡) | 43.3万/㎡ (16.5年/62.5㎡) | 32.0万/㎡ (17.9年/74.0㎡) |
小宮駅 | 15.3万/㎡ (34.5年/85.0㎡) | 21.0万/㎡ (33.5年/83.3㎡) | - |
拝島駅 | 29.9万/㎡ (33.2年/68.6㎡) | 29.3万/㎡ (27.3年/63.0㎡) | 24.2万/㎡ (33.2年/68.6㎡) |
東福生駅 | 28.7万/㎡ (32.5年/15.0㎡) | 23.3万/㎡ (31.5年/15.0㎡) | 16.7万/㎡ (34.0年/65.0㎡) |
箱根ケ崎駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
東福生駅 28.7 万/㎡(昨年同期比 +22.9 %)
東福生駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +22.9%( +5.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 32.5年(昨年 31.5年から +3.2 %増)。平均専有面積は 15.0 ㎡ (昨年 15.0 ㎡から +0.0 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 % → 2023年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 % → 2023年 100.0 %)
北八王子駅 23.9 万/㎡(昨年同期比 -44.7 %)
北八王子駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて -44.7%( -19.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 28.5年(昨年 16.5年から +72.7 %増)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 62.5 ㎡から +20.0 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 16.5 年 → 2023年 28.5 年、+72.7 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 6.0 分 → 2023年 12.0 分、+100.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示