【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年10月〜12月期のJR八高線 (八王子駅～箱根ケ崎駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +2.1％( +0.8万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 61 件(１年前(2020年)に比べて +190.5％( +40件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.7年(昨年 23.9年から +3.2 ％増)。平均専有面積は 55.4 ㎡ (昨年 47.6 ㎡から +16.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。八王子駅は、昨年から 20 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは八王子駅で昨年に比べ -0.7 ％、単価は 40.4 万円/㎡となった。
上位 1 駅(拝島駅)は +4.5 ％(単価 +1.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(八王子駅)は -0.7 ％(単価 -0.3 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 11.4 分 → 2021年 9.6 分、-16.3 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 4.8 ％ → 2021年 15.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 57.9 ％ → 2021年 53.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 5.3 ％ → 2021年 13.3 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 10.5 ％ → 2021年 5.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった八王子駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は40.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -0.7％( -0.3万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 48 件(１年前(2020年)に比べて +200.0％( +32件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった東福生駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +1.4％( +0.3万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR八高線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 八王子駅 | 40.4万/㎡ (23.0年/53.3㎡) | 40.7万/㎡ (21.8年/40.0㎡) | 41.9万/㎡ (19.9年/49.8㎡) |
| 北八王子駅 | 41.4万/㎡ (13.8年/70.0㎡) | - | 33.6万/㎡ (12.3年/70.0㎡) |
| 小宮駅 | - | - | 11.2万/㎡ (30.8年/80.0㎡) |
| 拝島駅 | 23.6万/㎡ (33.8年/62.3㎡) | 22.6万/㎡ (32.0年/70.0㎡) | 26.0万/㎡ (24.2年/75.0㎡) |
| 東福生駅 | 21.5万/㎡ (23.8年/65.0㎡) | 21.2万/㎡ (0年/80.0㎡) | - |
| 箱根ケ崎駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
拝島駅 23.6 万/㎡(昨年同期比 +4.5 ％)
拝島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +4.5％( +1.0万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 11 件(１年前(2020年)に比べて +175.0％( +7件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 33.8年(昨年 32.0年から +5.5 ％増)。平均専有面積は 62.3 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から -11.0 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 75.0 ％ → 2021年 70.0 ％)
八王子駅 40.4 万/㎡(昨年同期比 -0.7 ％)
八王子駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は40.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -0.7％( -0.3万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 48 件(１年前(2020年)に比べて +200.0％( +32件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.0年(昨年 21.8年から +5.8 ％増)。平均専有面積は 53.3 ㎡ (昨年 40.0 ㎡から +33.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 12.1 分 → 2021年 10.1 分、-17.0 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 6.2 ％ → 2021年 10.6 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 53.3 ％ → 2021年 50.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 6.7 ％ → 2021年 10.4 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 13.3 ％ → 2021年 6.2 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示