【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2019年4月〜6月期のJR八高線 (八王子駅～箱根ケ崎駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は35.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2018年)に比べて +14.2％( +4.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 38 件(１年前(2018年)に比べて +58.3％( +14件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.3年(昨年 23.9年から -11.2 ％減)。平均専有面積は 53.3 ㎡ (昨年 61.0 ㎡から -12.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。拝島駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは拝島駅で昨年に比べ +35.1 ％、単価は 25.2 万円/㎡となった。
上位 1 駅(拝島駅)は +35.1 ％(単価 +6.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(北八王子駅)は -13.8 ％(単価 -5.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2018年 23.9 年 → 2019年 21.3 年、-11.2 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 4.2 ％ → 2019年 23.7 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 4.2 ％ → 2019年 2.6 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 10.8 分 → 2019年 13.2 分、+22.2 ％と大きく増加)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 8.3 ％ → 2019年 5.3 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった八王子駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は39.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2018年)に比べて +11.7％( +4.2万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 26 件(１年前(2018年)に比べて +52.9％( +9件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった拝島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2018年)に比べて +35.1％( +6.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2018年)に比べて +33.3％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| JR八高線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 八王子駅 | 39.8万/㎡ (20.3年/48.8㎡) | 35.6万/㎡ (21.0年/62.1㎡) | 43.8万/㎡ (22.2年/46.1㎡) |
| 北八王子駅 | 32.0万/㎡ (15.3年/55.0㎡) | 37.1万/㎡ (13.3年/70.0㎡) | 25.0万/㎡ (22.3年/80.0㎡) |
| 小宮駅 | - | - | - |
| 拝島駅 | 25.2万/㎡ (27.5年/66.9㎡) | 18.7万/㎡ (33.9年/56.7㎡) | 37.7万/㎡ (10.8年/72.5㎡) |
| 東福生駅 | - | - | 20.0万/㎡ (19.3年/60.0㎡) |
| 箱根ケ崎駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
拝島駅 25.2 万/㎡(昨年同期比 +35.1 ％)
拝島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2018年)に比べて +35.1％( +6.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2018年)に比べて +33.3％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.5年(昨年 33.9年から -18.9 ％減)。平均専有面積は 66.9 ㎡ (昨年 56.7 ㎡から +18.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2018年 33.9 年 → 2019年 27.5 年、-18.9 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 16.7 ％ → 2019年 50.0 ％)
北八王子駅 32.0 万/㎡(昨年同期比 -13.8 ％)
北八王子駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2018年)に比べて -13.8％( -5.1万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2018年)に比べて +300.0％( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 15.3年(昨年 13.3年から +15.1 ％増)。平均専有面積は 55.0 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から -21.4 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2018年 13.3 年 → 2019年 15.3 年、+15.1 ％と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2018年 10.0 分 → 2019年 11.0 分、+10.0 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示