【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年4月〜6月期の西武豊島線 (練馬駅~豊島園駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は91.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +7.0%( +5.9万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 51 件(1年前(2023年)に比べて +10.9%( +5件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 19.5年(昨年 22.1年から -11.5 %減)。平均専有面積は 49.1 ㎡ (昨年 49.5 ㎡から -0.7 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。豊島園駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは豊島園駅で昨年に比べ +48.3 %、単価は 79.1 万円/㎡となった。
上位 1 駅(豊島園駅)は +48.3 %(単価 +25.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(練馬駅)は +8.3 %(単価 +7.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 22.1 年 → 2024年 19.5 年、-11.5 %と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.3 % → 2024年 17.6 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.3 % → 2024年 7.8 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 23.9 % → 2024年 29.4 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 23.9 % → 2024年 19.6 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった練馬駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は93.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +8.3%( +7.1万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 44 件(1年前(2023年)に比べて -2.2%( -1件/㎡)と僅かに減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった豊島園駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は79.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +48.3%( +25.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2023年)に比べて +600.0%( +6件/㎡)と大幅に増加しています。)。
西武豊島線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
練馬駅 | 93.0万/㎡ (18.7年/51.6㎡) | 85.8万/㎡ (21.5年/49.6㎡) | 78.2万/㎡ (25.2年/41.9㎡) |
豊島園駅 | 79.1万/㎡ (25.1年/33.6㎡) | 53.3万/㎡ (47.3年/45.0㎡) | 79.6万/㎡ (24.3年/41.2㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
豊島園駅 79.1 万/㎡(昨年同期比 +48.3 %)
豊島園駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は79.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +48.3%( +25.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2023年)に比べて +600.0%( +6件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.1年(昨年 47.3年から -46.9 %減)。平均専有面積は 33.6 ㎡ (昨年 45.0 ㎡から -25.4 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 47.3 年 → 2024年 25.1 年、-46.9 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 9.0 分 → 2024年 6.9 分、-23.8 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 28.6 %)
練馬駅 93.0 万/㎡(昨年同期比 +8.3 %)
練馬駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は93.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +8.3%( +7.1万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 44 件(1年前(2023年)に比べて -2.2%( -1件/㎡)と僅かに減少しています。)。
平均築年数は 18.7年(昨年 21.5年から -13.4 %減)。平均専有面積は 51.6 ㎡ (昨年 49.6 ㎡から +4.1 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 21.5 年 → 2024年 18.7 年、-13.4 %と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.4 % → 2024年 20.5 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.4 % → 2024年 6.8 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 24.4 % → 2024年 31.8 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 24.4 % → 2024年 20.5 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示