【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜9月期の西武多摩湖線 (国分寺駅～多摩湖駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は70.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +12.8％( +8.0万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 126 件(１年前(2023年)に比べて -38.2％( -78件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.4年(昨年 22.8年から -1.5 ％減)。平均専有面積は 63.3 ㎡ (昨年 61.5 ㎡から +2.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。国分寺駅、萩山駅は、昨年から 5 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは国分寺駅で昨年に比べ +7.8 ％、単価は 83.5 万円/㎡となった。
上位 1 駅(国分寺駅)は +7.8 ％(単価 +6.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(八坂駅)は -24.8 ％(単価 -10.7 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 18.2 ％ → 2024年 19.5 ％)
価格下落要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 16.8 ％ → 2024年 4.8 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 11.2 ％ → 2024年 13.6 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった国分寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は83.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +7.8％( +6.0万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 84 件(１年前(2023年)に比べて -26.3％( -30件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった八坂駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -24.8％( -10.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて -71.4％( -15件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 西武多摩湖線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 国分寺駅 | 83.5万/㎡ (21.9年/62.1㎡) | 77.5万/㎡ (22.4年/58.9㎡) | 74.6万/㎡ (19.2年/65.1㎡) |
| 一橋学園駅 | 46.5万/㎡ (23.8年/65.3㎡) | 45.0万/㎡ (22.7年/68.6㎡) | 46.0万/㎡ (20.5年/73.1㎡) |
| 青梅街道駅 | - | 45.2万/㎡ (17.0年/77.5㎡) | 40.8万/㎡ (22.3年/66.7㎡) |
| 萩山駅 | 42.7万/㎡ (20.0年/70.8㎡) | 40.0万/㎡ (27.6年/53.9㎡) | 46.5万/㎡ (16.3年/70.0㎡) |
| 八坂駅 | 32.5万/㎡ (25.3年/60.8㎡) | 43.2万/㎡ (19.5年/62.1㎡) | 37.2万/㎡ (27.0年/64.6㎡) |
| 武蔵大和駅 | - | 40.0万/㎡ (25.3年/55.0㎡) | 17.5万/㎡ (41.3年/71.7㎡) |
| 多摩湖駅 | - | 26.9万/㎡ (39.8年/95.0㎡) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
国分寺駅 83.5 万/㎡(昨年同期比 +7.8 ％)
国分寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は83.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +7.8％( +6.0万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 84 件(１年前(2023年)に比べて -26.3％( -30件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.9年(昨年 22.4年から -2.1 ％減)。平均専有面積は 62.1 ㎡ (昨年 58.9 ㎡から +5.4 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 8.9 分 → 2024年 7.7 分、-13.2 ％と減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 18.6 ％ → 2024年 25.9 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 23.0 ％ → 2024年 27.2 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 15.9 ％ → 2024年 19.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.6 ％ → 2024年 35.7 ％)
八坂駅 32.5 万/㎡(昨年同期比 -24.8 ％)
八坂駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -24.8％( -10.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて -71.4％( -15件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.3年(昨年 19.5年から +29.5 ％増)。平均専有面積は 60.8 ㎡ (昨年 62.1 ㎡から -2.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.6 ％ → 2024年 50.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 19.5 年 → 2024年 25.3 年、+29.5 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 6.3 分 → 2024年 7.2 分、+13.2 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 42.9 ％ → 2024年 66.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示