【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年10月〜12月期の西武多摩湖線 (国分寺駅~多摩湖駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は56.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -2.1%( -1.2万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 53 件(1年前(2020年)に比べて +231.2%( +37件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.0年(昨年 20.4年から -2.0 %減)。平均専有面積は 69.3 ㎡ (昨年 55.6 ㎡から +24.7 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。萩山駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは萩山駅で昨年に比べ +44.4 %、単価は 45.0 万円/㎡となった。
上位 1 駅(萩山駅)は +44.4 %(単価 +13.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(国分寺駅)は -4.3 %(単価 -3.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 13.4 分 → 2021年 7.0 分、-47.4 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 6.2 % → 2021年 24.5 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 13.3 % → 2021年 18.4 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 43.8 % → 2021年 24.5 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった国分寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は68.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -4.3%( -3.1万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 31 件(1年前(2020年)に比べて +210.0%( +21件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった八坂駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は35.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -1.1%( -0.4万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
西武多摩湖線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
国分寺駅 | 68.9万/㎡ (18.5年/68.7㎡) | 72.0万/㎡ (21.1年/52.0㎡) | 59.9万/㎡ (29.6年/53.1㎡) |
一橋学園駅 | 41.9万/㎡ (23.5年/65.4㎡) | 35.8万/㎡ (22.8年/65.0㎡) | 47.1万/㎡ (9.4年/65.0㎡) |
青梅街道駅 | - | - | 35.7万/㎡ (13.8年/70.0㎡) |
萩山駅 | 45.0万/㎡ (12.8年/75.0㎡) | 31.2万/㎡ (30.8年/25.0㎡) | - |
八坂駅 | 35.7万/㎡ (20.3年/73.8㎡) | 36.2万/㎡ (8.3年/75.0㎡) | 30.4万/㎡ (27.1年/61.7㎡) |
武蔵大和駅 | 15.0万/㎡ (39.8年/100㎡) | - | 20.0万/㎡ (21.8年/55.0㎡) |
多摩湖駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
萩山駅 45.0 万/㎡(昨年同期比 +44.4 %)
萩山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は45.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +44.4%( +13.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +300.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 12.8年(昨年 30.8年から -58.5 %減)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 25.0 ㎡から +200.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 30.8 年 → 2021年 12.8 年、-58.5 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 3.0 分 → 2021年 4.0 分、+33.3 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 100.0 %)
国分寺駅 68.9 万/㎡(昨年同期比 -4.3 %)
国分寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は68.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -4.3%( -3.1万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 31 件(1年前(2020年)に比べて +210.0%( +21件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 18.5年(昨年 21.1年から -12.3 %減)。平均専有面積は 68.7 ㎡ (昨年 52.0 ㎡から +32.1 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 21.1 年 → 2021年 18.5 年、-12.3 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 16.2 分 → 2021年 8.2 分、-49.2 %と大きく減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 11.1 % → 2021年 29.6 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 19.4 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示