【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年1月〜3月期の西武多摩川線 (武蔵境駅~是政駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は66.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +25.5%( +13.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 35 件(1年前(2021年)に比べて +16.7%( +5件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 22.8年(昨年 24.7年から -7.8 %減)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 64.3 ㎡から +8.8 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。ほとんどの駅において下落した。武蔵境駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは武蔵境駅で昨年に比べ +31.3 %、単価は 78.5 万円/㎡となった。
上位 1 駅(武蔵境駅)は +31.3 %(単価 +18.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(是政駅)は +4.4 %(単価 +1.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 9.7 分 → 2022年 7.3 分、-24.2 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 % → 2022年 29.4 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 20.6 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 % → 2022年 14.7 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 % → 2022年 20.6 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった武蔵境駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は78.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +31.3%( +18.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 24 件(1年前(2021年)に比べて +20.0%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった是政駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +4.4%( +1.6万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2021年)に比べて +12.5%( +1件/㎡)と好調に推移しています。)。
西武多摩川線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
武蔵境駅 | 78.5万/㎡ (24.0年/67.9㎡) | 59.8万/㎡ (26.9年/61.2㎡) | 57.3万/㎡ (19.3年/62.3㎡) |
新小金井駅 | 46.2万/㎡ (26.0年/65.0㎡) | - | 48.7万/㎡ (15.0年/62.5㎡) |
多磨駅 | 45.9万/㎡ (18.0年/85.0㎡) | - | 33.0万/㎡ (30.0年/62.5㎡) |
白糸台駅 | - | 48.5万/㎡ (18.0年/62.5㎡) | - |
競艇場前駅 | - | - | - |
是政駅 | 37.2万/㎡ (19.7年/74.4㎡) | 35.6万/㎡ (20.8年/72.5㎡) | 40.3万/㎡ (18.0年/68.3㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
武蔵境駅 78.5 万/㎡(昨年同期比 +31.3 %)
武蔵境駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は78.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +31.3%( +18.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 24 件(1年前(2021年)に比べて +20.0%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.0年(昨年 26.9年から -10.8 %減)。平均専有面積は 67.9 ㎡ (昨年 61.2 ㎡から +10.9 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 26.9 年 → 2022年 24.0 年、-10.8 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 12.1 分 → 2022年 8.4 分、-30.3 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 % → 2022年 30.4 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 30.0 % → 2022年 13.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 30.4 %)
是政駅 37.2 万/㎡(昨年同期比 +4.4 %)
是政駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +4.4%( +1.6万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2021年)に比べて +12.5%( +1件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 19.7年(昨年 20.8年から -5.2 %減)。平均専有面積は 74.4 ㎡ (昨年 72.5 ㎡から +2.7 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 4.2 分 → 2022年 3.8 分、-11.1 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 12.5 % → 2022年 33.3 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 33.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示