【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年1月〜12月期の西武国分寺線 (国分寺駅～東村山駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は61.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +20.6％( +10.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 214 件(１年前(2021年)に比べて +7.5％( +15件/㎡)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 20.4年(昨年 21.0年から -3.1 ％減)。平均専有面積は 64.9 ㎡ (昨年 65.9 ㎡から -1.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。恋ケ窪駅、鷹の台駅、東村山駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは鷹の台駅で昨年に比べ +58.9 ％、単価は 47.6 万円/㎡となった。
上位 1 駅(鷹の台駅)は +58.9 ％(単価 +17.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(小川駅)は +17.0 ％(単価 +5.9 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 9.7 ％ → 2022年 21.2 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.4 ％ → 2022年 23.7 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 21.4 ％ → 2022年 15.6 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 5.8 ％ → 2022年 6.3 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった国分寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は74.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +17.4％( +11.0万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 127 件(１年前(2021年)に比べて +12.4％( +14件/㎡)と好調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった東村山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は39.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +21.3％( +6.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 43 件(１年前(2021年)に比べて +34.4％( +11件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 西武国分寺線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 国分寺駅 | 74.6万/㎡ (19.2年/65.1㎡) | 63.5万/㎡ (20.2年/65.2㎡) | 67.2万/㎡ (20.6年/48.9㎡) |
| 恋ケ窪駅 | 52.4万/㎡ (20.9年/65.6㎡) | 43.6万/㎡ (23.1年/64.6㎡) | 37.2万/㎡ (27.5年/80.0㎡) |
| 鷹の台駅 | 47.6万/㎡ (19.7年/80.0㎡) | 30.0万/㎡ (28.8年/83.3㎡) | - |
| 小川駅 | 40.6万/㎡ (17.1年/79.3㎡) | 34.7万/㎡ (17.9年/76.7㎡) | 33.1万/㎡ (21.7年/71.9㎡) |
| 東村山駅 | 39.5万/㎡ (25.3年/55.0㎡) | 32.6万/㎡ (25.4年/53.4㎡) | 30.8万/㎡ (25.5年/57.3㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
鷹の台駅 47.6 万/㎡(昨年同期比 +58.9 ％)
鷹の台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は47.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +58.9％( +17.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて -16.7％( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 19.7年(昨年 28.8年から -31.8 ％減)。平均専有面積は 80.0 ㎡ (昨年 83.3 ㎡から -4.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 28.8 年 → 2022年 19.7 年、-31.8 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 15.7 分 → 2022年 7.8 分、-50.2 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 ％ → 2022年 40.0 ％)
小川駅 40.6 万/㎡(昨年同期比 +17.0 ％)
小川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は40.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +17.0％( +5.9万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 22 件(１年前(2021年)に比べて -38.9％( -14件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.1年(昨年 17.9年から -4.0 ％減)。平均専有面積は 79.3 ㎡ (昨年 76.7 ㎡から +3.5 ％増)。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 22.2 ％ → 2022年 36.4 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 12.1 分 → 2022年 13.4 分、+10.1 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 55.6 ％ → 2022年 63.6 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示