
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2019年1月〜12月期の東武大師線 (西新井駅~大師前駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は45.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -24.5%( -14.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 28 件(1年前(2018年)に比べて -33.3%( -14件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.6年(昨年 17.4年から +29.7 %増)。平均専有面積は 53.9 ㎡ (昨年 46.3 ㎡から +16.5 %増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。西新井駅は、昨年から 20 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは大師前駅で昨年に比べ -41.9 %、単価は 39.1 万円/㎡となった。
上位 1 駅(西新井駅)は -4.5 %(単価 -2.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(大師前駅)は -41.9 %(単価 -28.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 2.5 % → 2019年 11.1 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 17.4 年 → 2019年 22.6 年、+29.7 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2018年 7.6 分 → 2019年 8.9 分、+16.6 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 42.5 % → 2019年 59.3 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西新井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は48.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -4.5%( -2.3万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 17 件(1年前(2018年)に比べて -15.0%( -3件/㎡)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大師前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は39.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -41.9%( -28.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(1年前(2018年)に比べて -50.0%( -11件/㎡)と大幅に減少しています。)。
東武大師線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
西新井駅 | 48.8万/㎡ (23.0年/53.5㎡) | 51.1万/㎡ (20.1年/48.8㎡) | 53.6万/㎡ (17.7年/74.5㎡) |
大師前駅 | 39.1万/㎡ (21.9年/54.5㎡) | 67.3万/㎡ (14.7年/44.1㎡) | 44.4万/㎡ (26.5年/49.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
西新井駅 48.8 万/㎡(昨年同期比 -4.5 %)
西新井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は48.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -4.5%( -2.3万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 17 件(1年前(2018年)に比べて -15.0%( -3件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 23.0年(昨年 20.1年から +14.3 %増)。平均専有面積は 53.5 ㎡ (昨年 48.8 ㎡から +9.8 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2018年 20.1 年 → 2019年 23.0 年、+14.3 %と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 35.0 % → 2019年 17.6 %)
大師前駅 39.1 万/㎡(昨年同期比 -41.9 %)
大師前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は39.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -41.9%( -28.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(1年前(2018年)に比べて -50.0%( -11件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.9年(昨年 14.7年から +48.8 %増)。平均専有面積は 54.5 ㎡ (昨年 44.1 ㎡から +23.7 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 18.2 % → 2019年 27.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 14.7 年 → 2019年 21.9 年、+48.8 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 7.2 分 → 2019年 9.2 分、+27.8 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 35.0 % → 2019年 70.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示