【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年4月〜6月期の東武伊勢崎線 (浅草駅~竹ノ塚駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は67.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -5.2%( -3.7万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 270 件(1年前(2020年)に比べて +187.2%( +176件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.8年(昨年 16.6年から +19.5 %増)。平均専有面積は 53.8 ㎡ (昨年 44.5 ㎡から +20.8 %増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。西新井駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは堀切駅で昨年に比べ +285.2 %、単価は 130 万円/㎡となった。
上位 2 駅(堀切駅、西新井駅)は +156.1 %(単価 +54.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(牛田駅、竹ノ塚駅)は -36.8 %(単価 -30.0 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 3.2 % → 2021年 7.8 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 16.6 年 → 2021年 19.8 年、+19.5 %と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2020年 7.5 分 → 2021年 8.4 分、+11.1 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 30.1 % → 2021年 34.1 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.0 % → 2021年 27.8 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった堀切駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は130万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +285.2%( +96.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった五反野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -26.5%( -11.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(1年前(2020年)に比べて +20.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
東武伊勢崎線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
浅草駅 | 88.2万/㎡ (14.8年/44.8㎡) | 85.1万/㎡ (14.8年/43.6㎡) | 112万/㎡ (17.7年/39.3㎡) |
とうきょうスカイツリー駅 | 78.4万/㎡ (28.1年/47.0㎡) | 90.0万/㎡ (9.3年/20.0㎡) | 79.1万/㎡ (21.4年/33.6㎡) |
押上駅 | 83.3万/㎡ (17.0年/47.8㎡) | 83.3万/㎡ (15.5年/41.4㎡) | 89.5万/㎡ (14.0年/39.0㎡) |
曳舟駅 | 68.4万/㎡ (25.4年/56.7㎡) | 78.0万/㎡ (13.8年/30.0㎡) | 89.8万/㎡ (8.5年/23.8㎡) |
東向島駅 | 76.1万/㎡ (15.7年/42.7㎡) | 80.2万/㎡ (9.7年/43.0㎡) | 87.2万/㎡ (12.3年/45.0㎡) |
鐘ケ淵駅 | 38.0万/㎡ (25.3年/55.0㎡) | 46.0万/㎡ (38.3年/50.0㎡) | 52.0万/㎡ (21.3年/55.0㎡) |
堀切駅 | 130万/㎡ (0.25年/20.0㎡) | 33.8万/㎡ (20.3年/80.0㎡) | - |
牛田駅 | 64.7万/㎡ (12.8年/75.0㎡) | 105万/㎡ (4.3年/20.0㎡) | 62.7万/㎡ (13.8年/82.5㎡) |
北千住駅 | 75.7万/㎡ (16.8年/54.8㎡) | 86.7万/㎡ (11.4年/48.2㎡) | 93.1万/㎡ (10.1年/52.8㎡) |
小菅駅 | 57.4万/㎡ (18.8年/65.0㎡) | - | - |
五反野駅 | 32.7万/㎡ (31.9年/54.2㎡) | 44.5万/㎡ (22.6年/58.0㎡) | 38.7万/㎡ (21.9年/56.0㎡) |
梅島駅 | 47.7万/㎡ (22.7年/66.1㎡) | 45.9万/㎡ (23.7年/49.4㎡) | 40.0万/㎡ (24.8年/62.5㎡) |
西新井駅 | 55.1万/㎡ (17.3年/69.7㎡) | 43.3万/㎡ (26.8年/55.0㎡) | 49.2万/㎡ (24.1年/58.0㎡) |
竹ノ塚駅 | 36.4万/㎡ (27.8年/58.3㎡) | 56.1万/㎡ (18.1年/41.7㎡) | 31.4万/㎡ (26.6年/57.7㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
堀切駅 130.0 万/㎡(昨年同期比 +285.2 %)
堀切駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は130万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +285.2%( +96.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 0.3年(昨年 20.3年から -98.8 %減)。平均専有面積は 20.0 ㎡ (昨年 80.0 ㎡から -75.0 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 20.3 年 → 2021年 0.3 年、-98.8 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 3.0 分 → 2021年 4.0 分、+33.3 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 100.0 %)
西新井駅 55.1 万/㎡(昨年同期比 +27.0 %)
西新井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は55.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +27.0%( +11.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 19 件(1年前(2020年)に比べて +533.3%( +16件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.3年(昨年 26.8年から -35.3 %減)。平均専有面積は 69.7 ㎡ (昨年 55.0 ㎡から +26.8 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 26.8 年 → 2021年 17.3 年、-35.3 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 31.6 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 6.7 分 → 2021年 9.0 分、+35.0 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 26.3 %)
牛田駅 64.7 万/㎡(昨年同期比 -38.4 %)
牛田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は64.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -38.4%( -40.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 12.8年(昨年 4.3年から +199.9 %増)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 20.0 ㎡から +275.0 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 4.3 年 → 2021年 12.8 年、+199.9 %と大きく増加)
竹ノ塚駅 36.4 万/㎡(昨年同期比 -35.1 %)
竹ノ塚駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -35.1%( -19.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 27 件(1年前(2020年)に比べて +350.0%( +21件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.8年(昨年 18.1年から +53.3 %増)。平均専有面積は 58.3 ㎡ (昨年 41.7 ㎡から +40.0 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 % → 2021年 11.1 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 18.1 年 → 2021年 27.8 年、+53.3 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 66.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示