【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2019年1月〜3月期の東急多摩川線 (多摩川駅～蒲田駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は71.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2018年)に比べて -13.3％( -10.9万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 62 件(１年前(2018年)に比べて -17.3％( -13件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 23.2年(昨年 15.2年から +53.0 ％増)。平均専有面積は 43.2 ㎡ (昨年 40.9 ㎡から +5.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。矢口渡駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは矢口渡駅で昨年に比べ +15.6 ％、単価は 73.4 万円/㎡となった。
上位 1 駅(矢口渡駅)は +15.6 ％(単価 +9.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(武蔵新田駅)は -20.5 ％(単価 -18.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 4.0 ％ → 2019年 4.8 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 15.2 年 → 2019年 23.2 年、+53.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 5.4 ％ → 2019年 20.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 24.3 ％ → 2019年 31.7 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった矢口渡駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は73.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2018年)に比べて +15.6％( +9.9万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 16 件(１年前(2018年)に比べて +128.6％( +9件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった多摩川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は66.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2018年)に比べて +7.7％( +4.7万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて +200.0％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 東急多摩川線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 多摩川駅 | 66.4万/㎡ (45.0年/50.0㎡) | 61.7万/㎡ (38.0年/60.0㎡) | 59.5万/㎡ (33.0年/46.7㎡) |
| 沼部駅 | - | 52.9万/㎡ (24.3年/78.3㎡) | - |
| 鵜の木駅 | - | 66.3万/㎡ (16.3年/60.0㎡) | 92.4万/㎡ (11.0年/36.7㎡) |
| 下丸子駅 | 70.1万/㎡ (16.0年/77.5㎡) | 85.9万/㎡ (8.4年/51.2㎡) | 64.9万/㎡ (17.0年/70.8㎡) |
| 武蔵新田駅 | 71.9万/㎡ (21.1年/39.4㎡) | 90.4万/㎡ (13.0年/31.0㎡) | 78.9万/㎡ (18.0年/43.0㎡) |
| 矢口渡駅 | 73.4万/㎡ (19.8年/41.6㎡) | 63.5万/㎡ (19.6年/49.3㎡) | 60.0万/㎡ (26.1年/43.2㎡) |
| 蒲田駅 | 69.4万/㎡ (25.8年/40.2㎡) | 86.8万/㎡ (15.2年/34.0㎡) | 79.3万/㎡ (18.2年/30.8㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
矢口渡駅 73.4 万/㎡(昨年同期比 +15.6 ％)
矢口渡駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は73.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2018年)に比べて +15.6％( +9.9万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 16 件(１年前(2018年)に比べて +128.6％( +9件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.8年(昨年 19.6年から +0.9 ％増)。平均専有面積は 41.6 ㎡ (昨年 49.3 ㎡から -15.7 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 14.3 ％ → 2019年 12.5 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 28.6 ％ → 2019年 37.5 ％)
武蔵新田駅 71.9 万/㎡(昨年同期比 -20.5 ％)
武蔵新田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は71.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2018年)に比べて -20.5％( -18.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 17 件(１年前(2018年)に比べて +13.3％( +2件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 21.1年(昨年 13.0年から +62.0 ％増)。平均専有面積は 39.4 ㎡ (昨年 31.0 ㎡から +27.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 8.3 分 → 2019年 6.4 分、-23.8 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 6.7 ％ → 2019年 11.8 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 13.0 年 → 2019年 21.1 年、+62.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 20.0 ％ → 2019年 31.2 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示